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日本ファルコムがPC-98向けに発売した同名ゲームの移植。敵も味方もリアルタイムで動く戦術級シミュレーションゲーム。
PC-98では「ロードモナーク」と、その改良版の「アドバンスドロードモナーク」が発売されたが、SFC版もアドバンスドモードに対応している。
シンプルなルールと操作を持つが、クリアまでの経過時間と占領率の高さを追求するパズル性があり、各マップの地形にそった攻略が必要となる。
スーパーファミコンマウス対応。
概要
このゲームは、敵の領地を占領していくことによって、いろいろなマップをクリアしていく面クリアタイプのゲームです。
1つのマップには必ず4つの国があり、その中の1つがあなたの国です。
ゲームの進行はターン制ではなく、敵も味方もリアルタイムで動きます。
自分の国の部隊を育て他の国に攻め込み、決められた時間内に敵の王様を倒し、すべての国を滅ぼすとマップをクリア出来ます。
ワールドのセレクト
このゲームには全部で52の面(ラウンド)が用意されています。各ラウンドは8つの異なった世界観を持つワールドに属します。
タイトルにもなっている「ロードモナーク」ワールドは中世RPG風世界です。他にも戦国や現代を舞台としたワールドもあります。
各ワールドは、キャラクターやグラフィック、コマンド名に変化がありますが、ゲームのルールは共通です。
以下、説明はすべて「ロードモナーク」ワールドのグラフィック、コマンド名を使います。
まずワールドを選択します。
どのワールドからでも、ゲームを始められますし、ひとつのワールドの攻略を終える前でも別のワールドに挑戦出来ます。
次にラウンドを選択します。
各ワールドのラウンドは上から順にクリアしていきます。いきなり途中のラウンドを選択することはできませんが、
一度クリアしたラウンドであれば、再挑戦することができます。
画面表示の説明
| 日数 |
左に現在の経過日数が表示されます。右が残り日数です。
各ラウンド開始時に、3200日が与えられます。
次のラウンドでは前ラウンドの残り日数と、占領率に応じてもらえる繰越日数が加算されます。
手持ちの日数内に面をクリアしなければ、クリアとみなされません。
残り日数がマイナスになると、表示が赤く点滅します。 |
| 部隊データ |
任意の部隊をカーソルで捕捉すると、
その部隊の人数、グラフィック、現在実行しているコマンドが表示されます。 |
| 地形データ |
カーソルで指定した城や村、柵、橋などのグラフィックと情報が表示されます。
柵や橋の数値は強度を示します。最高255になると、非常に丈夫なものになります。
村の場合は人口を表します。 |
| 軍資金と税率 |
現在の軍資金が表示されます。100G以下になると赤く点滅します。
軍資金が不足すると、村や橋が作れなくなり、また部隊も維持することができなくなります。
パーセントで示されている数字が現在設定している税率の表示です。
これらの表示の下にあるカーソルは、
赤が自分が設定した税率で、黄色がコンピュータが現在適切と判断する税率を示しています。 |
税率と軍資金
このゲームでは、村を作ったり、橋や柵を作ったりするたびにお金がかかります。
また、大人数の部隊を維持するためにもお金が必要です。
お金は自軍の村から、税率に応じて自動的に徴収されます。
ゲーム画面右上に税率が表示されています。
税率の変更は、コントローラーのLRボタンで行います。税率は0~30%まで設定出来ます。
設定した税率は%表示だけではなく、その下の赤いカーソルでも示されます。
黄色いカーソルは、コンピュータが現在適切と判断する税率を示しています。
税率は、村の人口の増え方に大きな影響を与えます。税率が低いときは、自軍の部隊はどんどん生まれます。
逆に税率を高くすると生まれにくくなります。
軍資金は、村を作るとき、柵を作るとき、橋を作るとき、
そして2000人以上の大部隊を維持する場合にも消費されます。
城の直前に柵があったり、敵の大きな部隊がある場合には、村からの税収はなくなります。
また、王様が城にいない場合も税収を得ることができません。