アクア・タワー | Aqua Tower |
このタワーは地下深いインフラ構造によって、人工島の地盤と機能が支えられているため、
臨海区の背骨とも言われる。84Fまであるが、フロアの高さは、階によって、まちまち。
江珂高校は、このタワーの24階に収容されている。 [構造]耐震パラボロイド構造 [建築工法]強架式立体パイル法 [フロア数]84階 [高さ]504m [行政区分]教育 / 文化 / 商業ブロック [施設]各種学校、文化施設、娯楽施設、大型店舗、小型店舗 |
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思い出君 | Personal Automatic Navigation Camera System |
自走式飛行カメラで、コンピュータでコントロール可能。 しかし、これほどの技術を、由香たちがどうやって手に入れたのか、その詳細は不明である。 | |
ケープ・タワー | Cape Tower |
官庁関係の施設が主で、セキュリティは厳しい。
詳細は極秘だが、東アジア開発計画に関係する政府特務機関があるようだ。 [構造]耐震パラボロイド構造 [建築工法]強架式立体アーチ&パイル法 [フロア数]72階 [高さ]480m [行政区分]行政 / 特別ブロック [施設]臨海区役所、税務署、簡易裁判所他 |
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江珂高校 | Kouka Foundation High School |
清水代歩、岡野由香、佐野倉恵壬が通っている江珂大学附属高校。 | |
セントラル・ユニット | Central Unit |
トリオニア・タワー中央基部の地下にある中央管制システム。 | |
たらふく | Tarafuku |
清水代歩が飼っている猫。 | |
テロリスト | Terrorists |
ファイナル・ピースを名乗り、人質を取って、東アジア開発計画中止を訴える彼等だが…ほんとうにそれだけなのだろうか? | |
電脳警察 | Cyber Police |
公安のネットワーク犯罪専門のエキスパート集団のこと。サイバー・ポリス。 しかし警視庁・防衛庁に協力を要請することも多く、臨時集団であるのが実情のようである。 急増するネットワーク犯罪に、新組織設立の声も高い。 | |
トリオニア・タワー | Trioneer Tower |
臨海区南部に臨海区認可を記念して建造された3本のタワーの総称。 それぞれ、アクア(AQUA)、ベイ(BAY)、ケープ(CAPE)と名付けられ、臨海区のランド・マークとなっている。 | |
東アジア開発計画 | East Asia Project |
アメリカ・日本が中心となって推進している総合開発計画。 アメリカとアジアの経済基盤をより強固にするのが目的だが、極秘に進められている部分が多い。 | |
ファイナル・ピース | Final Peace |
アメリカの環境保護団体。会員も世界的に多く、政治的影響力も強い。 | |
ベイ・タワー | Bay Tower |
エネルギー関連企業、外資系の企業が多い。上部は宿泊施設とコンベンション・センターになる予定だが、
着工が遅れたため、来年4月に完成予定。 [構造]耐震パラボロイド構造 [建築工法]強架式立体アーチ&パイル法 [フロア数]102階 [高さ]5100m [行政区分]公共 / 工業ブロック [施設]エネルギー施設、公共施設(図書館など)、宿泊施設、第3セクター系企業 |
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マーキュリー・スリー | Mercury-III |
統合型セキュリティ・システム、MERCURYシリーズIIを、タワー用に強化した、最新のシステム。 3本のタワーにちなみ、IIIの名がつけられた。愛称は「フレディ」。 セントラル・ユニット内に設置されている。現在のところ(2013年現在)、侵入を受けたことは一度もないという強固なセキュリティ・システム。 | |
臨海区 | Rinkai Division |
環境モデル区として誕生した人工島で、東京都24番目の区。 東京湾最大のプロジェクト(2013年現在)だが、これも東アジア開発計画の、ごく一部に過ぎない。 |
ID アイディー | Identification |
(1)身分証明書 (2)主にネットワークやセキュリティシステムで扱われる個人認証。 |
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アクセス | Access |
(1)メモリやハードディスクなどの外部記憶装置に読み書きすること。 (2)コンピュータやネットワークに接続すること。 本来の意味は出入り口。 |
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アップロード | Upload |
端末に占有されている情報を共有する目的でサーバーなどにコピーすること。「上げる」ともいう。 | |
ウィルス | Virus |
コンピュータのデータやプログラムに被害を与える隠しプログラムのこと。本来は病原体の意味。 | |
AI | Artificial Intelligence |
人工知能。 | |
カーネル | (1)Kernel (2)Colonel |
(1)OSの核となる基本プログラムのこと。 (2)SYNAPS上のネットワーク思考AIの名称。規制・統合する役割をする。語源は英語の「大佐」。 |
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サーバー | Server |
情報の集中管理・供給を主な目的として設置されたコンピュータ。 | |
サイバーテロ | Cyber Terror |
ネットワーク内・電脳空間での破壊活動。 | |
サイバー・フレックス | Cyber Flex |
2002年、プロジェクトN2に参加したマーク・ハーディー博士が開発したナノマシン・プロトタイプの名称。 バイオ・チップ「CYBER」と人工ニューロン「FLEX」によって構成され、世界最小のナノ・マシンとうたわれたが、 突然のプロジェクト中止により、実用化には至らなかった。 | |
シナプス | SYNAPS |
2003年ジェイク・ドースン博士を中心とするグループが発表したネットワーク思考型ソフトウェア。 カーネルとソルジャーという2タイプの自律的に進化する人工知能で構成されている。 サイバー・フレックスの基本OSとして誕生したが、開発計画(プロジェクトN2)が中止になったため、一般製品化されるに至っている。 現在トップ・シェアを誇る。 | |
ジェイク・ドースン | Jacob Dorson |
1975年アイルランド生まれ。元MIT教授。マーク・ハーディー博士と共にプロジェクトN2に参加、 ナノプログラムの開発に従事。現ナノ・サイエンス社社長。 | |
スキャン | Scan |
(1)広義では、入念に調べること。 (2)TVモニターに映像を走査すること。 (3)電波探知機などで走査すること。 (4)平面情報をデジタル・データ化すること。 |
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セキュリティ・システム | Security System |
建物内の施設やネットワーク内で事故や盗難などを未然に防ぐために設置された、 防犯または防災のための監視システム。 | |
ソルジャー | Soldier |
SYNAPSの実行AI。学習結果を相互連絡する。独立した個体であると同時に、 全体の一部としてフレキシブルに動作する。開発者ジェイク氏は、「ある目的を持った思考は軍隊のように美しい動きをするのさ」と述べている。 | |
ダウンロード | Download |
サーバーなどで共有している情報を、端末などにコピーすること。「落とす」とも言う。 | |
チャット | Chat |
コンピュータの端末を使用して会話すること。システム手帳、フォンの付属機能などによる簡易通信はゴシップと呼ばれ、 区別されていたが、現在では総称してチャットと呼ばれることが多い。 | |
データ・ベース | Data Base |
蓄積された大量のデータを系統的に整理・管理するためのシステム。またはそのファイル群そのものを指す。 | |
ナノ | Nano, Nono Machine |
(1)10のマイナス9乗、すなわち10億分の1.語源はギリシャ語のこびと。 (2)ナノマシンの略称。1ミリ以下の機械を指す。近年、ナノ・プログラムの目覚ましい進歩に伴い、精密機器、とりわけ情報・医療産業への実用化が進められている。 (3)プロジェクトN2の開発中に誕生した「FLEX」は、高分子を人工ニューロン化するという新しい概念により、次世代ナノマシンの可能性を示した。 プロジェクトN2が中止された現在では、ナノ・サイエンス社が研究開発を継続しており、その実用化が待たれている。 |
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ナノ・サイエンス社 | Nano Science Corporation |
2004年、工学博士マーク・ハーディーと理学博士ジェイク・ドースンにより、共同設立、急成長をとげた。 ナノマシン・メーカー最大手。現在はジェイク氏の単独経営となっている。本部はニューヨーク。 | |
ナノ・プログラム | Nano Program |
本来はナノマシン用に開発された制御プログラムのことをさすが、 最近では、ナノ指向のプログラムをそう呼んでいることも多い。ナノ指向とは、演繹認知、自己学習、自己補修など、 自発的にマシンが判断し、実行する機能を持っている(ように振る舞う)ことを言う。 | |
ノード | Node |
ネットワークに接続可能な端末、またはコンピュータのこと。 | |
パスワード | Password |
情報、サービスなどを受けるために、許可された者だけが知らされる、数字や文字を組み合わた暗証のこと。 | |
ハッキング | Hacking |
使用権のない者が、他者のコンピュータ回線に侵入し、合法的な範囲で情報などを入手する行為。 通常、コンピュータの使用者は、パスワードのチェックを受けて、ネットワークやコンピュータのノードにアクセスする。 ハッキングとは、アクセスする権利を本来持たない第3者がパスワードを解読、あるいは入手などして、通常と異なる方法でアクセスすることである。 ハッキングにより得た情報を悪用するなどして、他者に被害を与える行為は、クラッキングと呼ばれ、犯罪と見なされる。 重要な情報や、知られては困る機密などがある場合には、ハッキング防止のためにプロテクトをかけておくことが必須である。 パスワードは長いもの、複雑なもの、特殊なものにする。あるいは複数のパスワードを用いることで、ハッキングは困難になる。 | |
Pカード | Personal Card |
名刺型磁気カードの名称。パーソナル・カード。 自分のデータ(写真など)と、通信用のアカウントが記録できる。2010年頃に大ブレイクした。 | |
ビジュアルフォン | Visual Phone |
2006年、実用化されたTV電話の一方式。 | |
ファイアー・ウォール | Fire Wall |
外部からの侵入を防ぐため、ネットワーク入り口に設けられた監視用コンピュータ。 火をシャットアウトする防火壁から、この名がついた。 | |
プロテクト | Protect |
ノードへの侵入を防ぐこと。また、その役割をするシステム機能やプログラムのこと。 | |
プロジェクトN2 | Project Next-generation Nano-machine |
1999年、アメリカの公共利益団体、医療機器メーカーなどが推進した、研究開発プロジェクト。 次世代ナノマシン開発計画として、脚光を浴びたものの、実験中の事故により、2003年に中止となった。事故の原因は不明。 | |
ホスト | Host |
そのシステムにおける中央処理をおこなうメイン・コンピュータ。 | |
ホームページ | Home Page |
企業や個人の活動・メッセージをまとめたカタログデータ。また、その最初のページ。 文章、画像(静止画・動画)、音声などで構成される。 | |
ホロクラ | Holography Club, Hologram Club |
立体写真のインスタントシール。リバイバル商品だが、 磁気ベースにデジタル・データが記録できる簡便性により、大ヒットとなった。ホログラフ・クラブはセナー・コンピュータ・エンタープライズの登録商標。 | |
マーク・ハーディー | Mark Hardy |
1976年マンハッタン島生まれ。元NYIT教授・工学博士。 プロジェクトN2に参加、2004年、ジェイク・ドースンとナノ・サイエンス社を共同設立。 2009年、機密売買及び警備員射殺疑惑により起訴され、その直後、失踪した。 | |
メール | |
(1)郵便・手紙のこと。 (2)通信でやりとりする文書データ。 |