銀河の守護天使たち。
メビウスリンク艦隊は、人々にそう呼ばれていた。
....銀河標準暦498年。
先のネメシス会戦から銀河標準時間で7年が経過していた。
ネメシス会戦では、連邦軍と帝国軍の双方に多大なる損害が生じた。
疲弊した戦力は、その野望を銀河に求める力もなく、
銀河は平穏なときがすぎていった。
しかし、7年という時間は、野望という嵐が再び銀河にうずまくには十分であった。
辺境宙域で哨戒行動を行っていた地方艦隊所属の駆逐艦から
帝国軍の艦影を確認したという報告は、連邦に緊張を走らせた。
女神の紡ぐ新たなる運命の糸が、メビウスリンク艦隊を導く。
恒星間航行が実現した遠い未来。
強大な帝国と対抗する連邦軍の戦いを描く宇宙艦隊戦シミュレーションゲームです。
銀河標準歴498年から539年までの11の会戦がシナリオとして用意されています。
キャンペーンモードは無く、シナリオを自由に選択し単独で遊ぶためユニットの成長といった要素はありません。
外交、経済といった政治要素も無く、艦隊の編成と運用だけに焦点を絞った戦術級のゲームとなっています。
旗艦と艦隊司令を選択し、その後「戦艦」「空母」「駆逐艦」「補給艦」等の各艦を旗艦に配置させます。
配置された艦は艦隊の一部となり、旗艦の移動に追随します。
作成した艦隊は旗艦を移動させたい地点までドラッグすることで移動ポイントを設定できます。
ゲームの進行はターン制となっていて、
攻撃範囲に敵艦がいる場合、ターン終了時に自動的に戦闘処理が行われます。
「メビウスリンク」シリーズはPSに「メビウスリンク3D」を発売した以外はWindowsでのみ展開しました。
関連作「アルファリンク」シリーズも含めると、国産PCゲームが斜陽となった中異例の多作シリーズです。
この作品はその初代作です。
シリーズは一貫して宇宙艦隊戦がテーマなのと司令官達が美少女であるのが特徴です。