主人公「如月青真」は浮世絵師。
女達をモデルに春画を描くのだが、最近はモデルのなり手がいなくなっていた。
青真はひたすら自分の絵の世界にのめり込んだあげく、
自分の心の中に作り上げた女との戯れに耽り、創作の糧とする奇癖があったからだ。
モデルの女達は、青真の眼が生身の自分を見てはいないことに気づき耐えられなくなるのだ。
そんなとき世話になっている版元から急ぎの仕事が入ってしまう。
それは「48手図」の大仕事。モデルなしではとうてい描けそうにない。
切羽詰まる青真だったが、偶然借金苦から身投げしようとする男女と知り合う。
思いとどまるよう説得し、ふたりをモデルとして勧誘する。
こうして新たなモデルとなった「ほたる」はいまだ男を知らない生娘。
恥じらいながら肌を晒し、慣れぬ痴態を繰り広げるその姿に、
青真は刺激され、筆は快調に走りはじめるのだが…。
現実の女よりも自分が描く絵の中の女に惚れ込んでしまう絵師の主人公が、
様々な体位を網羅した48手図を描き上げるためモデルに痴態を演じさせるうち、やかでモデルの少女に本当に惹かれ始め…という設定のアダルトアドベンチャーゲーム。
システムは選択肢式のマルチエンディング。エッチシーンは当然ながら48手に基づき描かれています。CGモードが埋まれば体位辞典となり実用的(?)。
世界観は一見、江戸時代劇風ですが、モデル等の横文字が普通に使われていたりするので、考証の行き届いた本格派ではなくあくまで時代劇「風」です。