主人公研太は、江戸でも指折りの廻船問屋「燕屋」の三男坊。
突然の黒船来航に騒然とする江戸の町をよそに、呑気に日々を過ごしていました。
ですがそんな暮らしがいつまでも続くわけはなく、ついに業を煮やした両親に呼び出されます。
両親からは、いつまでも遊んでいないで、身を固めるようにと、
菱屋の遠い親戚筋にあたる奥州の温泉宿「亀屋」へ行くことを命じられてしまいました。
そこは、夫に先立たれた女将とその娘が切り盛りしているのですが経営が傾き、いまにも潰れそうな有様。
江戸に戻るには、宿の新たな主人となり、1年の間に宿を立て直さねばなりません。
もしできなければ、責任を取って宿の娘と結婚しろとまで言われる始末…。
果たして研太と亀屋の運命はいかに。
このゲームは温泉宿を舞台にした経営シミュレーション&アドベンチャーゲームです。
経営部分は簡易的なものなので、全体的にはアドベンチャーゲームよりです。
「清掃」「接客」「修理」「調理」の4つのセクションから主人公が担当する部署を10日間分まとめて指定します。
それに応じて日付の進行とともに宿屋の「清潔度」や「接客度」が変化します。
客が増えてお金に余裕ができれば、宿を改築したり特別料理を出すことでより宿の評判を高めることができます。
経営破綻を避けながら進行させ、アドベンチャーパートで各ヒロインとのイベントを進めていきます。
アドベンチャーパートはオーソドックスな選択肢式です。