地球人類が火星に入植を始めて、すでに数世紀が過ぎようとしていた。
開発が進むにつれ、火星の赤い大地からは次々と不可解な「遺物」が発見され、
この惑星に古代文明があったことは、もはや疑いの余地のないこととなった。
そんな「遺物」のひとつに、とあるモニュメントがある。
火星開発企業のひとつ星海企業が発掘したそのモニュメントは、
未知の金属で造られ無数の古代火星文字が刻まれていた。
それは古代火星の神に捧げる神聖なる競技について書かれたものだった。
神に捧げるべく、選手は強くそして清らかな乙女でなくてはならないが、
地球の野球によく似たルールだったことから、大きな反響を呼び、
マーズボールと名付けられリーグの設立が宣言された。
そしてこのマーズボールの発見は、ある男の運命を変えることとなる。
地祇彼方。
かつては甲子園で活躍したものの捨て身のプレイで負傷。プロの道を絶たれる。
その後、火星開発企業に就職し火星へ渡るが、
野球以外に能がなく閑職へと回されうだつの上がらない日々を過ごしていた。
そんな彼方に突然辞令が下る。
「本日付けをもって星海企業マーズ★ボールチーム監督に任命する」
このゲームは女子野球チームの監督となって勝利を目指す育成SLG+スポーツカードゲームです。
ストーリーは話数形式で各話での試合に勝つことでストーリーが進行します。
各話はストーリーAパート・練習・Bパート・試合・Cパートという構成になっていて、
練習を休ませると選手達と休日を過ごすデートパートになります。
選手の育成は各選手にトレーニングメニューを設定することで行います。
試合はカードゲームで行います。
ルールは実際の野球がベースになっていますが、7回2アウト制。塁は三角ベース方式、守備は5人で行います。
またランナーが塁に到達する前にボールが渡っても即時アウトではなく、
格闘戦を挑むことができ勝てばセーフとなります。そのためファーストの格闘戦力が勝敗に強く影響します。
選手がノックアウトされてしまうと退場となり補充もできないため圧倒的に不利となります。
カードは青[直球]、黄[変化球]、赤[決め球]の三種類があります。
投手の出したカードと打者のカードが一致すれば、バットにボールを当てたことになります。
カードの数値が大きいほど、打球はより遠くに飛びます。
打者は違う種類のカードを2枚出すこともでき、
ヒットの確率を高めることができますが、数値は小さいほうが使用されます。
投手は同じ種類のカードを2枚出すと、失投を防ぐことができます。