Story
家族団欒の夕食時「バイトでもしようかな…」と一言つぶやいたのが失敗だった。
親父は有言実行とすぐさま家の前に貼り紙をしたのだ。
「家庭教師、引き受けます。当方やや優秀な大学2年生」と。
ややという表現の通りまぐれに近い合格だった有名大学の名前は、それでもやっぱり力があった。
5人から依頼があり、しかもすべて女の子だという。
依頼が来た以上やるしかないが全てを引き受けるのは無理なので3人に絞ることにした。
「…みんな不幸だよね。お兄ちゃんが家庭教師なんて」
妹の藍季はそんな憎まれ口を叩き妙に不機嫌だったが俺は気にせず授業の準備を始める…。
Game System
このゲームは家庭教師として3人の生徒を指導する育成型シミュレーションゲームです。
育成は多くの育成物で採用されているスケジュールを組み実行するというシステムではありません。
各生徒の部屋に教科書、目覚まし時計、趣味のグッズ等のアイテムを設置し、
勉強の効率をコントロールするというシステムになっています。
一週間単位でゲームは進行します。期間は半年間ですが、
期間中でもテストで学力の向上が現れなかった場合は家庭教師をクビとなってしまいます。
アイテムは女の子の机の上に置くか壁に張り出すことで機能します。
参考書、時間割など勉強に関係するアイテム以外にも、
雑誌、ぬいぐるみ等、私物も配置できます。
私物は学力には繋がりませんがMBRポイントを取得できます。
「MBR」とは「もっと勉強部屋らしくポイント」の略で、
私物の多い部屋に「このままではいけない」と、
主人公が感じる不安を表したものです。
このポイントと引きかえに新たな勉強アイテムを開発できます。
指導するのは「数学」「国語」「英語」の三教科です。
一週間で勉強できるのはそのうちどれかひとつだけとなっています。
勉強用アイテムは3人共有なのであまりひとりに集中していると他の子が育ちません。
テストや受験で好成績を残すためには全教科を上げていく必要があります。
Character
鈴木 美佳
勉強そっちのけでテニスに夢中なスポーツ少女。
|
神埼 翔子
冷めた目線に無口無表情。何事にも無関心な態度だが…。
|
白河 若菜
生粋の箱入りお嬢様。強引な許嫁の存在と父親の再婚話に悩み中。
|
菅野 さゆり
心臓病に苦しみ1年遅れで入学。学力を取り戻そうと頑張っている。
|
三浦 朋美
聖職者の家に生まれシスターを目指している。
|