物語
古くより伝わる陰陽師の一族。
陰陽寮を中心として阿部・加茂氏(土佐御紋・幸徳井)が陰陽師を統括し続けていたが、
明治時代に組織解体されて以来、陰陽道は加持祈祷などに転化して民間に埋もれていった。
が、官司とは別に、中世以来、野にあって陰陽道を司る別の一族がいた。
彼らは陰陽寮の陰となって数多くの陰陽師を統括していたが、
明治以降もその勢力は衰えることなく、常に時の政権の裏側に存在し続けている。
この一族は常に二派に分かれ、一方は政権側に、もう一方は闇の世界に汲みして、
歴史の裏側で幾度となく抗争を繰り返していた。
陽の一族である賀茂家。
その宗家に生まれた陽一郎は血筋に相応しい潜在能力を持っていたが、
自分自身ではその能力を知らず、大学生になるまでは陰陽の世界とは無縁に生きてきた。
衰退していく一族を危惧した長老達はその能力を解放させるため、
傀儡と呼ばれる能力者を分家から選び出し陽一郎と交わるように仕向ける。
それが能力を引き出す手段なのだった。
いきなり現れた傀儡の舞菜にとまどう陽一郎だったが、
大学に現れた謎の霊に襲われやむなく舞菜と結ばれ、その霊力を解放するのだった。
概要
このゲームは選択肢式のアドベンチャーゲームです。
バッドエンドに直行する選択肢を選んでも、エンド後に最後の選択肢から再開できます。
人物
賀茂陽一郎
本編主人公。陰陽師の血を引く。
潜在能力は高いのだが自分では力を発揮することができない。
本人は普通の生活ができるとむしろ喜んでいてコンプレックスにはなっていない。
香月舞菜 CV.稲葉みこ
香月家は賀茂家の分家。
そのため陽一郎とは遠縁に当たる。
陽一郎の秘めた力を解放できる傀儡の能力を持つが、そのためには二人は性的に交わらなければならない。
最初は反発していた舞菜も次々に現れる敵と戦うため体を重ねるうち…。
阿部小夜子 CV.なるせるな
陽一郎の幼馴染。
傀儡として最初に選ばれた女性。
適性を見るため幼い頃に陽一郎と一緒に暮らしていたが
能力がなかったため陽一郎から引き離された。
そのことは陽一郎には事故死として知らされている。
加美妙子 CV.葉崎みなと
陽一郎の高校時代からの友人。
能力者達とは無関係な一般人。面倒見がよくズボラな陽一郎をなにかとサポートしてくれる。
陽一郎が好きなのだが、言い出せず友人関係のままでいた。
そんなところに現れた舞菜の存在を面白くおもっていない。