このゲームは、3話構成のアドベンチャーゲームです。 どの物語も同じ学園で起こるため、登場するキャラクターも共通していますが、主人公とヒロインはそれぞれ別になります。 3話とも共通して、主人公とメインヒロイン、サブヒロインの三角関係を描くものになっています。 ゲームシステムは学校内で移動場所を選択し、各人物達と会話をすることだけで進行していく、シンプルなものです。 物語の終盤では、ヒロインを選択することができ、エンディングが変化します。

あらすじ
主人公は2年のAクラス。同じ学年の宮内ユカリとは小さい頃からの腐れ縁だ。主人公とはクラスが違うが、なにかと顔を出しては世話を焼いてくれる。 教科書を貸してくれたりとか、宿題を見せてくれたり…。だが最近はそんなユカリと自分との距離が開いていく気がしてしかたがなかった。 ユカリは、優等生で、皆からとても好かれていて、「学園のアイドル」であった。それがスカウトされ、雑誌のピンナップに載ったのだ。 一躍本当のアイドルとして騒がれ、本格的に芸能界に入るのではないかとささやかれている。 主人公は、幼なじみの立場からか、ユカリが遠くに行ってしまったような疎外感を感じるようになっていた。 そんなあるとき、高飛車なお嬢様の「麗子」と知り合い、その意外な素顔に触れ惹かれていく。 ユカリは、そんな2人を見るにつれて次第に息苦しくなってくる。そして腐れ縁だった関係が本当はどんな感情だったのかに気づくのだった…。

あらすじ
純子とのぞみは1コ下の下級生だ。 ある日、主人公の下駄箱に純子がラブレターを入れ、それが出会いとなり、純子と主人公は付き合い始めた。 純子の親友のぞみは、それまでは純子といつも行動していたが、 主人公と純子の事に気を使って、2人がいる場面ではわざと自分がぬけるようにしていた。 そのような気配りとも知らず、純子はのぞみが自分の事を嫌っているのではないかと勘繰りはじめる。 ふたりの関係を壊してしまったのではと悩む主人公は、なにかとのぞみのことを気にかけるようになった。 男勝りと呼ばれ恋愛に疎かったのぞみは、次第に主人公に思いをよせていってしまう…。

あらすじ
あこがれの先輩、前生徒会副会長の須藤綾に近づきたい一心で生徒会の書記をつとめることにした主人公。 前生徒会からの引き継ぎ作業のため、生徒会室で二人になったとき、綾のほうから誘惑されてしまう。 浮かれる主人公だったが、ある日新校舎の建築現場で不良達に輪姦される綾を見る。たまらず止めにはいるが、事件は学校側に知られてしまった。 事件を忘れさせようと、綾の親からも、教師からも綾には近づくなと言われるが、綾は心の安定を失い激しく主人公求めてくるようになる。 そんな綾との関係に苦しむ中、主人公を慕う山本ひかるのいつも前向きな明るさに救われた主人公は、綾への気持ちと、ひかるへの想いのなかで揺れ動く…。