試練を乗り越え手にした者の願いを現実に変える力を持つとされる「女神の秘宝」。 歴史に名を残す英雄、覇道に生きた者たちも、この秘宝を手にし野望を叶えようとした。 だが彼らの多くは非業に倒れたことが示すように、 秘宝は願いを無制限に叶えるわけではなく、その者の器を超える願いは潰えてしまうという。 それでもなお、秘宝を求めるものは後を絶つことはなかったが。 東京の隅っこにある巨大高校「宝盛学園」。 一見その広大な敷地以外は普通の学校に見えるが、夜には天を衝く60階の迷宮にその姿を変える。 その深奥に秘宝があるとされるが、最後の成功者が出てからすでに50年が経過している。 異空間と化した学園は、迷路となり、トラップだらけで、モンスターがうろつくというありさま。 秘宝を求めて世界から集まった者たちは、昼は学業、夜は冒険者という過酷な二重生活に、一人また一人と脱落していくことになる…。 主人公相田孝史も、その願いを叶えるため学園へとやってきた一人。 持ち前の剣技でモンスターをなぎ倒し、力技で迷宮を駆け上がる。 だがオツムがちょっとナニで、底意地の悪い女神がしかける罠に翻弄されてばかり。 そんな時突然、天井から降ってきた女の子。 頭脳明晰、運動神経抜群、でも戦闘はちょっと…という彼女。 お互いの弱点を補うため、手を組むことになった二人に、 魔法少女やら、不老不死の女の子、ロボット少女までもが加わり、力を合わせて迷宮に挑むことになるのだった。

学園が迷宮となるのは夜6時からなので、冒険者たちは昼の間は学生として過ごします。 迷宮に挑む資格は、学生だけにあり、留年が認められないため、挑戦できるのは最大で3年間だけです。 落第してしまわないように、勉学にも励まなければならないわけです。 9月26日まで物語が進行すると、校内での移動先を選択できるようになります。

夜6時から朝の6時まで、学園は60階の迷宮へと変化します。 女神に呼びかけることでいつでも外にでることができ、次に入る時は最後に到達した階から再開します。 迷宮内も昼の学園と同じく、キャラクター達の会話で進行するアドベンチャーゲームです。 選択肢はモンスターとの戦い方や、トラップの対処法等が多くなっていて、 一部の選択肢では、選択前に仲間からひとりを選んで意見を聞くことができるようになっています。

	佐倉 香梨奈 Sakura Karina 19世紀に欧州で大活躍した怪盗の三代目にあたるクォーターの女の子。 眉目秀麗、成績優秀で更にずば抜けた運動神経を持つ。特に洞察・観察力に秀でていて迷宮内の罠を殆ど見破ってしまう。 いつもクールであることを目指すのだが持ち前のお節介気質が災いして ついつい厄介事に首を突っ込んでしまう困った性格。
	宮内 美智子 Miyauchi Michiko 12世紀に魔道の基礎を築いた三大魔導師一族の女の子。 生来の魔力の強さがずば抜けているものの、本人の気弱な性格が災いしてか今ひとつ腕が上がらない。 努力家で勉強熱心でいつも一生懸命。趣味は家事全般で、魔法よりも料理やお菓子作りを褒められたりしてしまうのでそのことで落ち込んだりする。
	リディア Lydia 古、北欧で滅び去った貴族の娘。何者かの手で不死の呪いを掛けられ、望まず不死者となる。 以来1200年以上も呪いの元凶を求めて旅を続けている。 基本的に他人との接触を避けている向きがあるのでぶっきらぼうな態度をとる。時には冷酷にすら見えることも…。
	麗花 Reika 現代科学と魔導の粋を結集して造り上げられた完全自立型の自動少女人形。 制作者の喜びの感情を移植・培養されていて底抜けに明るくドジな性格。 基本が戦闘用だったので体内にはロケット砲やらレーザーやらマシンガンやら満載されている…でもノーコン。