ストーリー
「あのプロフェッサー・インドメタシンまでもが、倒されたというのか」
壮麗な玉座に座した黒衣の美青年、
悪の秘密結社マブゥ総統 "大神官バラード" は握り締めた拳を肘掛けに叩き付けた。
「おのれ、パニックドールズめっ!」
「申し訳ございません、バラード様。わたくしが至らぬばかりに」
悪魔めいた美女がバラードの足元にかしずく。
この世のものとは思えぬ程の美貌、彼女は幹部キューマ・イラス。
「気に病むな、キューマ。すべての原因はあの三人の小娘。奴等さえ倒せば……」
「しかし、われわれには奴等に対抗できるだけの戦力が残ってはおりません」
「ふむ、めぼしい魔獣はすべて奴等に倒されてしまったからな」
柳眉を歪め、バラードは思案する。
そしてしばらく後、固く結ばれた口元に邪悪な笑みが浮かんだ。
「案ずることはない。まだ策はある。秘策中の秘策だ」
「さすがはバラード様!」
悪の秘密結社マブゥ本部の最奥部に、男女の高笑いが響いた。
インストール
このゲームを起動するにはハードディスクへのインストールが必要です。
ハードディスクはMS-DOS Ver3.1以降でフォーマットされているものに限ります。また最低8Mバイトの空き容量が必要となります。
ハードディスクから起動しプロントが表示されたらディスク#Aをドライブ1にセットしてください。
A:\B:\INST
ディスク内のINST.EXEを実行します。
インストール・ユーティリティが立ち上がります。
インストール先のドライブ、ディレクトリを変更したい場合はそれぞれの項目を設定してください。
インストールの実行を選択後は画面の指示に従いディスクを入れ替えインストールを完了してください。
A:\TPD>TPD
ゲームを起動するには、インストールしたディレクトリにあるTPD.EXEを実行します。
ゲームプレイ
このゲームは世界征服を企む秘密結社の総統バラードを操作し、
結社の敵「パニックドールズ」と戦う「悪」のシミュレーションゲームです。
結社の本部へと攻めこんできた三人の少女「パニックドールズ」を、
最奥部6階に辿り着く前に撃退するか悪に洗脳してしまうのがゲームの目的となります。
ゲームメイン画面。
ゲームはリアルタイムで進行するため、何もせずにいるとパニックドールズはどんどん奥へと進んできます。
バラードの召喚できる魔獣は戦闘力ではパニックドールズに及びません。
しかし次々と魔獣をぶつけ疲弊させ、精神を痛めつけることで戦意を喪失させることはできます。
追い詰められ気絶したパニックドールズに対しては淫獣に襲わせたり、バラード自身が犯すこともできます。
繰り返し犯されたメンバーはやがて洗脳されバラードの手駒となります。
右クリックでゲームが一時停止しコマンドメニューが表示されます。
停止中はマップ画面の端にマウスカーソルを移動させ左クリックすることでマップをスクロールさせることができます。
ゲームの進行状況を保存したい時は「SAVE」を、保存したデータから再開したい時は「LOAD」をクリックしてください。
これはバラードの妖力を表すゲージです。これを消費することで魔獣を召喚できます。
Level 1 から Level 4まであり、ゲージのLevelと同じLevelの魔獣を召喚できます。
減ったゲージは時間経過で回復します。
女幹部キューマちゃんの顔をクリックするとキューマちゃんコマンドを実行できます。
どきどきエッチ度チェック |
キューマちゃんが直接味見に向かいパニックドールズがどれだけエッチなのかを確認します。 |
教えてキューマちゃん |
キューマちゃんがゲーム進行についてアドバイスしてくれます。 |
キューマとエッチ |
キューマちゃんは機嫌が悪いと仕事をしてくれません。エッチで機嫌を取ります。ただし妖力は0になります。 |
お楽しみ |
ゲーム序盤では使えないコマンドです。新たな下僕が加わった時に使うと…。 |
メッセージウェイト |
メッセージ表示速度を変更します。 |
ゲームを中断する |
ゲームを中断しタイトル画面に戻ります。 |
これは召喚サークルです。魔獣は種族で分類されています。
洗脳完了後はパニックドールズのメンバーも召喚可能となります。
各種族のカラーをクリックすると魔獣のリストが表示されます。
まだ一度も召喚したことのない魔獣は???で表示され、一度召喚すると以降名前が表示されます。
名前の横のLevelが、その魔獣を召喚するのに必要な妖力レベルです。
魔獣選択後、マップ上の配置場所と移動方向を決定します。
魔獣がパニックドールズと接触すると戦闘となります。
基本的に魔獣はパニックドールズに一撃で倒されますが、パニックドールズも精神を消耗していきます。
魔獣とパニックドールズのメンバーには相性があり、嫌いな魔獣に出会うとより消耗が大きくなります。
画面右にはパニックドールズのステータスが表示されます。
「心理ステータス」は表情の変化で表されます。通常 / 警戒 / パニック / 気絶の4種類があります。
心理状態の変化は時間経過によって通常に戻ります。また仲間と合流時にも回復します。
気絶中のメンバーに特定の魔獣が接触するとエッチイベントが始まります。
妖力ゲージがLevel 4の時は気絶したメンバーのステータス欄をクリックすることで、
バラードの元に召喚し洗脳エッチイベントに入ることができます。
「精神ステータス」は各メンバーを象徴する花の色で表されます。
トラップや魔獣によって精神を消耗すると花の色が失われていきます。
このステータスが0になるとそのメンバーはリタイアとなります。またこの値は回復することはありません。
「パワーゲージ」は超能力を使うための力を表します。
Level 1からLevel 4まであり、魔獣との戦いで消費し、時間経過と共に回復します。
三人が揃って行動している時に、三人のゲージがLevel 4であれば、
「超必殺トライアングルディスラプター」が炸裂し魔獣は粉砕されダメージを与えられません。
ただ超必殺の使用後はLevelが0にまで落ち込みます。Levelが0の時は通常よりも大きなダメージを与えられます。
メンバーそれぞれも固有の必殺技を持っています。これらも発動にはLevel 4が必要です。
ローズの必殺技は「ファイナルローズリフレクター」。
ローズが気絶するくらいの精神ダメージを受けた時発動し、一緒にいるメンバーを魔獣の攻撃から守ります。
リリーの必殺技は「リリーインサイドビジョン」。
敵の接近を事前に感知することで心構えが出来、実際の遭遇時の精神ダメージを半減させます。
チェリーの必殺技は「チェリーテレポテーション」。
階段の発見や魔獣の接近時、はぐれた仲間を自分のいる場所にテレポートさせます。
キャラクター
悪の秘密結社マブゥ。その総統である大神官バラードの本職は女子校の化学教師である。
美青年であるが性格がねじくれまがっている彼はある日、
宇宙中で指名手配されている超超特Aクラスの犯罪者「キューマ・イラス」と出会う。
彼女に気に入られ魔獣を召喚する超能力を与えられた彼は、バラードを名乗り世界征服へと乗り出した。
そんな彼と同じ女子校に勤める保健医「龍川美姫」の正体は銀河警察特Aエージェント「マスター・ドラグーン」だった。
キューマとバラードによる邪悪な意思を感知した彼女は、生徒の中から三人の少女を選び超能力を与えた。
それが「パニックドールズ」である。