Publisher:アグミックス (Agmix) | Release:1996 | Media:floppydisk*15 | Art Book*1 Label Seal*1 Drama CD*1
大地震により壊滅した日本を舞台に、守護獣と呼ばれる存在を使役し戦うファンタジーシミュレーションゲーム。
主人公ユニットは直接戦えず、守護獣を誘導しながら戦わせるシステムが特徴。
キャラクターデザイン 蘭宮涼、龍炎狼牙。起動ディスク用のラベルシール、原画を収録した冊子、ドラマCDが同梱。後にプレイステーションに移植されている。
ストーリー
1999年……
列島全土の全てのプレート、活断層がそのバランスを失い、砂の城の様に、都市は崩れ落ちていった……。
日本を支える七つの大動脈…「龍脈」
これに異常をきたした事で、地脈のバランスが崩れ、地震が起きたのだ。
いや、これは起きたのではない。
謎の組織が龍脈を操作し、地震を引き起こしたのである。
混乱に乗じて首都東京は占拠された。
あらゆる軍事力を投入しても、人々には理解不能な目に見えぬ力によって、
その効力を発揮することはできなかったのである。
月日は流れ、地方都市は微小ながら復興していった。
人々の傷も癒え、日本は平安を取り戻したかに見えた。
しかし、かつての首都、東京では、龍脈を破壊した謎の組織「荏狗覇菟」が、
真の目的を果たすべく暗躍し始めていた……。
この事実を、人々は未だ知らない。
インストール
このゲームは、ハードディスク専用です。ゲームを起動するにはインストールが必要となります。
起動ディスクとして使用するため、ブランクディスクを1枚用意してください。
ハードディスクの空き容量は約35MByte必要となります。
インストールは「GR」ディレクトリを作成し、そこに行われます。
すでに同名のディレクトリが存在する場合は、そのディレクトリ名を変更するか、インストール先のドライブを変更してください。
このゲームを再インストールする場合は、前にインストールしたデータを消してから行ってください。
上書きでインストールすると正常にインストールされない恐れがあります。
ハードディスクからMS-DOSを起動します。
プロンプトが表示されたら、ゲームのインストールディスクをドライブにセットします。
A>B:
カレントドライブをディスクをセットしたドライブに変更してください。
B>INSTALL
ディスク内の「INSTALL.COM」を実行してください。
インストールプログラムが起動します。スペースキーを押してHDD版を選択しリターンキーで決定します。
「インストール」を選択し、画面の指示に従いインストールを完了してください。
作成された起動ディスクをセットし、リセットすることでゲームが起動します。
ゲームプレイ
このゲームは面クリア型のシミュレーションRPGです。
ゲーム開始時に、天(九州ルート)か地(北海道ルート)を選択します。
マップをクリアする条件とゲームオーバーの条件は、各マップによって違います。
戦いは、「守護獣」と呼ばれる存在を使って行います。
「守護獣」とは、自らの主人(マスター)である少女を守る存在です。ひとりにつき一体の守護獣がいます。
直接的な戦闘行動は守護獣のみが行い、マスターである少女は攻撃手段を持ちません。
しかし「超力」によって味方を補佐することができます。
守護獣は「召喚」コマンドを使うことによってマップ上に出現します。
プレイヤーは守護獣を直接操作することはできません。
守護獣はマスターである少女の「思考」を元に自ら判断し、行動します。
守護獣にはそれぞれ好みの「思考」があります。
守護獣の好みから離れた「思考」ばかり選択したり、同じ「思考」をずっと続けたりすると、
「機嫌」が悪くなり、おかしな行動をとる場合があります。
そのまま守護獣の好みを無視し続けると、どんどん「機嫌」が悪くなり、最後には制御不能になります。
この「機嫌」の状態は画面には表示されません。
守護獣は「気力(HP)」をマスターである少女と共有しています。
守護獣の気力が0になると少女の気力も0になり、行動不能になります。
守護獣にはそれぞれ「属性」があり、
対立する属性を持つものにはダメージを多く与えることができたり、地形に影響を受けたりします。
マスターの思考は、一定範囲内において守護獣に正しく伝わります。
この範囲を制御距離と呼び、この範囲から守護獣が離れると、思考の変更ができなくなるほか、守護獣が一時的にレベルダウンします。
ゲームの操作は、マウスで行いますがキーボードの使用も可能です。
カーソルの移動 |
カーソルキー、テンキー[2][4][6][8] |
左クリック |
リターンキー |
右クリック |
テンキー[0]、ESCキー |
システムメニューの機能はキーボードショートカットが用意されています。
ブレイク |
Bキー |
コンフィグ |
Cキー |
マップ |
Mキー |
エンド |
Eキー |
ユニット |
Uキー |
ルール |
Rキー |
マップ画面では、カーソルを画面端に合わせてクリックすることで画面をスクロールできます。

キャンセルキーを押すと龍の形のシステムメニューが開きます。
宝玉をクリックすることで各機能が使える他、カーソルが示している地点の地形と座標が表示されます。
CONFIG |
[PCM]イベント時、召喚時のキャラクターボイスのON / OFFを選択します。
[BGM]OFF時は効果音以外の音楽が鳴りません。
[簡易モード]ON時に戦闘画面が省略され、戦闘結果のみが表示されます。
[スクロール]スクロールの速度を選択します。
[ゲーム終了]タイトル画面に戻ります。 |
RULE |
そのマップのクリア条件とゲームオーバー条件、現在のターンを確認できます。 |
BREAK |
セーブとロードが行えます。 |
UNIT |
味方ユニットの情報を一覧表示します。
キャラクターのデータをクリックすると、マップに戻りそのキャラクターにカーソルが移動します。 |
MAP |
全体マップを表示します。味方の位置はイエロー、敵はグレーで表示されます。 |
END |
味方のターンを終えて、敵のターンに移行します。 |
このゲームでは、ゲーム中にもセーブデータを作成していますので、
ゲーム中にリセット、電源を切ることは避けてください。
ゲームを終了するには、タイトル画面に戻り「終了」を選択してください。
守護獣ユニットをクリックするとそのステータスが確認できます。敵ユニットは一度戦闘に入るとステータスを確認できます。
マスターにカーソルを合わせると、そのマスターの守護獣にGマークが付き点滅します。
守護獣にカーソルを合わせると、その守護獣のマスターにMマークが付き点滅します。

マスターにカーソルを合わた時に表示されるゲージは上が気力、下が超力の現在値です。
マスターをクリックすることでコマンドが表示されます。
移動 |
ユニットを移動させます。明るく表示されるのが移動可能範囲です。
移動させたい地点をクリックすることで移動を開始します。 |
思考 |
守護獣の行動の指針となるものです。
現在選択されている思考が青で表示され、その内容が画面下に表示されます。
思考の選択肢が多く表示しきれない場合はBACK / NEXTをクリックすることでページを切り替えることができます。
各思考横の数字は、思考の変更に必要な思考ポイント数です。
守護獣はマスターの行動終了後に行動を開始し、その時にポイントが減ります。
思考コマンドの時点では何度変更してもポイントは減りません。
制御範囲外の守護獣に対しては「側に戻れ」以外の思考は使えません。 |
超力 |
精神の力によって行える技です。レベルアップにつれて自動的に修得していきます。
超力は守護獣を召喚していなければ使えません。超力を使用すると超力ポイントを消費します。 |
制御範囲 |
そのユニットが守護獣を制御できる範囲と現在の守護獣の距離を表示します。 |
アイテム |
そのユニットが所持しているアイテムを使用します。 |
情報 |
そのユニットのステータスを表示します。 |
召喚 |
守護獣を呼び出します。 召喚可能範囲が明るく表示されるので呼び出したい位置をクリックしてください。 |
待機 |
そのユニットの行動を終了します。守護獣がいる場合は続いて守護獣が行動します。
待機状態でも超力とアイテムの使用は可能です。 |
守護獣が攻撃を受けた時は、その対応の思考を選択するウィンドウが開きます。
マスターは反撃手段を持たないので、このウィンドウは表示されません。
また、守護獣でも特殊な思考をしていると反撃不可状態となり、選択できなくなる場合もあります。
ステータス
気力 |
いわゆるヒットポイント。敵からの攻撃で減り0になると戦闘不能。
マスターと守護獣はこの値を共有します。左が現在値、右が最大値。 |
超力 |
超力を使用するのに必要なポイント。左が現在値、右が最大値。 |
アクセサリ |
現在裝備しているアイテム。 |
アイテム |
現在所持しているアイテム。 |
状態 |
現在かかっている超力。 |
ユニット |
マスターの場合は守護獣の名前、守護獣の場合はマスターの名前。 |

戦闘時のステータス
右下の数値が気力です。下の青いバーも気力を表します。
ATC |
攻撃力。 |
DEF |
防御力。 |
AFT |
敵との相性。 |
AGI |
すばやさ。 |
ALI |
属性。 |
% |
総合命中率。 |
EXP |
経験値。100でレベルアップ。
守護獣のレベルが上がればマスターのレベルも上がります。 |

最初のステージを突破以降はステージ開始前にこの画面が表示されます。
ここでは戦闘参加ユニットの選択、アイテムの裝備や所持、セーブ、ロード等ができます。
画面左側中央が参加ユニット、右側上段が待機ユニットの表示です。
イベント上外せないユニットは最初から選択されています。
待機ユニットの左右の◀ ▶をクリックすると表示する待機ユニットの表示が一人ずつずれていきます。
待機ユニットで中央に表示されているユニットが右側にステータスが表示されます。
このユニットをクリックすると参加ユニットに加えます。もう一度クリックすると待機ユニットに戻します。
画面右側下段はアイテムの一覧です。
ここでアイテム名をクリックしてから、「裝備」欄か「アイテム」欄をクリックすることで
そのアイテムをユニットに持たせることができます。
アイテムを外すには、空欄をクリックしてから外したいアイテムをクリックしてください。
一覧右の▲ ▼をクリックすることで、アイテムの表示を切り替えます。
アイテムをクリックすると、そのアイテムの効果が画面左下段に表示されます。
START |
[GO]次のステージを始める。
[終了]ゲームを終了しDOSに戻る。 |
DATA |
セーブ&ロード。 |
STORY |
今までのあらすじ。 |
MAP |
現在位置。 |