https://refuge.tokyo/pc9801/ ここではNEC PC-9801用に発売されたゲームソフトを紹介しています。 アダルトゲームの情報及び性的画像も含まれるため未成年者の閲覧を禁止します。 ■成年であり、上記を理解して閲覧する ■Exit
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無人島物語
Mujintou Monogatari
Publisher:KSS | Release:1994 | Media:floppydisk*5 | Booklet*2 (User's Manual*1 Director's Note*1) Map*1
搭乗していた旅客機が原因不明の事故により緊急着水、気を失いながらも運良くある島へと流れ着いた主人公が帰還をめざすサバイバルシミュレーションゲーム。 シリーズ化されPC98では3作発売されている。1996年にはスーパーファミコンに移植された。ゲームの舞台となる島のマップが付属。
起動とインストール
ドライブ1にディスク#A、ドライブ2にディスク#Bをセットしてリセットしてください。ゲームが起動します。 ハードディスクへのインストールでは、対応するMS-DOSのバージョンは3.1から5.0までです。また空き容量が10MB以上必要です。 新しいディスクを1枚用意し、フォーマットとシステム転送を行ってください。 作成したシステムディスクを使って起動します。起動後、ディスクを無人島物語のディスク#Aと交換してください。
A>INSTHD C
ディスク内の「INSTHD.BAT」を実行しインストールを行います。 実行時にはインストールするハードディスクのドライブレターを指定してください。 画面の指示に従って、#A、#B、#C、#D、#E、起動に使用したディスクの順にディスクを交換しインストールを完了します。 起動に使用したディスクがこれで無人島物語の起動ディスクとなります。 ハードディスクにインストールした無人島物語をプレイするには、このディスクをドライブにセットしリセットしてください。
ゲームプレイ
主人公が飛行機事故により見知らぬ島に漂着したところからゲームは始まります。 島には他にも漂着した乗客がいます。彼らと合流し助け合い島からの脱出を図ることがゲームの目的となります。 脱出方法は数種類あり、その方法によりエンディングも異なるものとなっています。 島内で生きていくためには水と食料が必要となります。当面は救命ボートに積まれていた物資が利用できますが、それもいずれ尽きます。 脱出方法の模索のためにも、まずは水と食料を島内で確保する必要があります。 主人公達全員が、動けなくなるほど衰弱してまうとゲームオーバーとなります。 このゲームの操作は全てマウスで行います。 左クリックが決定、右クリックがキャンセル操作となります。 ウィンドウに▼が表示されている時は、この▼をクリックしてください。次へと進みます。 情報が一画面に収まらない場合はスクロールアローが表示されます。これをクリックすることでウィンドウ内がスクロールします。 島内画面は、カーソルをそれぞれの方向の端に寄せるとカーソルの形が変化します。 その状態で左クリックすると、マップをスクロールすることができます。 この時、右クリックした状態で、左クリックし続けると連続でスクロールします。 マップの黒塗り部分はまだ探索していない地域です。
水、食料、燃料の組み込み
画面右下のこの数字は、現在使用している水、食料、燃料の残り数を表します。 文明は主人公達の総合的な技術力、日数は遭難してからの日数です。 水、食料、燃料は取得しただけでは使用されません。 をクリック、「アイテム」を選択し、組み込むことで使用されます。 コマンドを実行すると、アイテムの一覧が表示されます。組み込みたいアイテムをクリックしてください。 「組込数」をクリックすると組み込む数を増やせ、「残」をクリックすると減らせます。 「決定」をクリックすることで、指定した数を組み込みます。組み込みをキャンセルしたい場合は組込数を0にして決定してください。 組み込んだアイテムと数に従って、残量の表示が増えます。
探索
このゲームの中心となるのが探索行動です。 「探索」により島内を探険し、なんらかの発見があれば、その地点に「調査」で調査隊を送り出します。 ただし「調査」は1人ではできません。 最初は主人公ひとりしかいませんから、調査を始めるためにもまずは「探索」を行い、他の漂流者と合流しなければなりません。 をクリックすることで「探索」と「調査」が行えます。 探索は範囲を指定して行います。 まず探索開始場所のセットを行います。開始の基点とする場所を島内画面上でクリックしてください。 基点は未探索の黒塗り部分には置けません。既知の地点を指定してください。この時、右クリックすると探索をキャンセルします。 次に、探索に行かせるパーティーを選択します。 主人公は必ずパーティー1に所属します。仲間が増えると最大3パーティーで行動することになりますが、 「探索」は主人公のいるパーティー1以外は、2人でなければ実行できません。 パーティーを選択すると、探索にかかる日数が表示されます。 次に縮小マップが表示されます。マウスを動かすと基点から赤い線が引かれます。 この線で三角形を作り、探索範囲を指定することになります。 二点目とする箇所をクリックし、次に三点目をクリックしてください。 線が白くなった場合、パーティーの調査能力を越えた範囲であることを示します。赤い線の範囲で指定してください。 三点目をクリックすると、「この範囲でいいですか」とウィンドウが表示されます。 探索を実行するには「Y」をクリックしてください。「N」をクリックすると基点の指定からやり直します。 探索に出たパーティーは帰還まで他の行動を指定できません。 1日の行動指示を全て終えたら、 をクリックして日付を進めます。 「探索」や「調査」に送り出したパーティーは、開始時に表示された日数が経過すると帰還し、結果が判明します。 「探索」の場合、指定された範囲の島内画面の表示が黒塗りから明るくなり、調査対象となるものを発見した場合はその地点にマークが付きます。
ステータスとパーティー編成
「調査」は探索で見つけた調査対象にパーティーを派遣し調査を行います。 地点によっては水や食料の確保を行うことができます。 「調査」は2人のパーティーでなければ派遣できませんので、「探索」で他の漂流者を見つけてください。 漂流者を見つけることができたら、パーティー編成を行います。 画面右側のステータスウィンドウに各キャラクターの顔とステータスが表示されます。 主人公は左の列の一番上ですが、顔は表示されず4つのコマンドが表示されています。 各キャラクター横のゲージは左のCが信頼度、右のHがヒットポイントを表します。 CHの背景色は、そのキャラクターが所属するパーティーを表します。 パーティー1 パーティー2 パーティー3 ヒットポイントは探索、調査等行動することで減少します。 ヒットポイントが少なくなるとゲージの色が赤くなります。この状態ではそのキャラクターは行動できなくなります。 ヒットポイントはなにも行動させずに一日を終えると回復します。 ただし、水か食料が尽きた状態では回復せず、大幅にヒットポイントが減っていきます。 各キャラクターは探索、調査、作成といった行動に向き不向きがあり、信頼度の増減に影響します。 キャラクターの顔をクリックすると、そのキャラクターのパーソナルパラメーターが表示されます。 主人公の場合は、 をクリックするとパラメーターを見ることが出来ます。
注意力 まわりの状況に対して、細かい部分まで気がつけるかどうか。
それがこの注意力です。パーティーパラメーターの注意力に大きく影響します。
体力 肉体の強靭さを表すパラメーターです。パーティーパラメーターの行動力に大きく影響します。
またキャラクターがコマンドを実行した際に減少するHPの値はこの体力の値に大きく影響されます。
その人が生まれついて持っている運の良さを数値にしたのがこのパラメーターです。
パーティーパラメーターの運に大きく影響します。
魅力 その人が生まれ持った人間的魅力がこのパラメーターです。
高い数値であればあるほど人に好かれる事が多いでしょう。パーティーパラメーターの交渉力に大きく影響します。
器用さ 手先の器用さを表すパラメーターです。
アイテムの作成と密接に関わっているパラメーターです。パーティーパラメーターの作成力に大きく影響します。
精神力 人間的な心の強さを表すパラメーターです。
探索や調査、アイテムの作成など全てのコマンドに対し影響を与える重要なパラメーターです。
パーティーパラメーターの精神力に大きく影響します。
知恵 キャラクターの頭の良さを表しているのがこのパラメーターです。
「知識」ではなく、頭の回転の良さといった方が当てはまります。アイテムの作成条件に関わるパラメーターです。
パーティーパラメーターの知力に大きく影響します。
「探索」「調査」「作成」といったコマンドを実行したパーティーは作業後パラメーターの増減があります。 行動の結果、上がったパラメーターは増加分が赤で表示され、下がったパラメーターは青で表示されます。 コマンドによって上がるパラメーターと下がるパラメーターが異なります。 をクリックするとパーティー編成が行えます。 編成を実行するにはどのパーティーも行動していない必要があります。 仲間は最終的に主人公を含めて6人となります。二人一組で3つのパーティーに分かれて行動します。 主人公はパーティー1で固定され、変更できません。仲間の数が少なく二人一組にならない場合は一人のパーティーとなります。 仲間が加わった直後は、その仲間はどのパーティーにも属していない状態なので、改めて編成を行ってください。 編成は主人公と一緒にパーティー1のメンバーになるキャラクターから選択し、次にパーティー2のふたり、パーティー3のふたりと順に選んでいきます。 キャラクターの選択は、ステータスウィンドウの顔をクリックすることで行います。 まずキャラクターのパーソナルパラメーターが表示され、次にそのキャラクターがメンバーになった時のパーティーパラメーターが表示されます。 そのキャラクターをパーティーに参加させるなら「Y」をクリックしてください。 探索や調査、アイテム作成といった行動に影響するのはパーソナルパラメーターではなく、パーティーパラメーターです。 パーティーパラメーターは、パーティーを組んでいるキャラクターのパーソナルパラメーターと相性によって決定されます。 また特定の組み合わせでしか発生しないイベントも存在します。
注意力 パーティーの注意力です。イベント等で注意力が高いパーティーでなければ入手できないアイテムなどが存在します。
行動力 パーティーが移動するタイプのコマンドである探索、調査を実行する際の1日の移動距離を決定します。
このパラメーターが大きいパーティーは1日の移動力や探索範囲などが上昇します。
知力 パーティーの知力の値です。アイテム作成時に一定値の知力が無いと作成できないアイテムが存在します。
また作成の数量や、作成成功率に大きく影響します。
何かにつけ運がいいパーティーは得をする事があるようです。
作成力 作成コマンド実行時のアイテム作成数量に多大に影響します。
パーソナルパラメーターの手先の器用さと知恵の両方が要求されます。
精神力 パーティーの精神力です。全てのコマンドに対して影響する大事なパラメーターです。
交渉力 NPCとの交渉時に威力を発揮するパラメーターです。
パーソナルパラメーターの魅力と運が関わっています。
実行力 そのパーティーの総合的な実力を表すパラメーターです。
各々のキャラクターの能力が優れていても、組み合わせによってその実力が発揮できる場合とまったく生かされない場合があります。
そんな時はこのパラメーターに注目してみて下さい。
調査
「探索」によって何かが発見できた場合は、島内画面にマークが付きます。 「調査」コマンドでその地点にパーティーを調査に派遣することで、アイテム入手やイベントが発生したりします。 すでに調査済みの地点はマークの色が変わり調査へ行けなくなりますが、場所によっては色が変わりません。その地点は再度調査が可能です。 「調査」はパーティーが二人でなければ実行できません。「探索」と違い主人公もひとりでは調査へ行けません。 調査にかかる日数はパーティーの能力で決まります。
プラントと作成
ゲームが進行し、条件を満たしているとプラントの建設が行われます。 「のこぎり」「かんな」といった工具、機械等一部のアイテムはプラントに組み込むことで効果を発揮します。 をクリックし、プラントを選択してください。 所持しているアイテムの中から、プラントに組み込めるアイテムが表示されます。 アイテムをクリックすると「組み込みますか」とウィンドウが表示されます。「Y」で組み込み、「N」でキャンセルします。 をクリックすると、アイテムの作成を行えます。 作成させたいパーティーを選択してください。 そのパーティーが作成できるアイテムの一覧が表示されます。アイテム横の数値は作成可能数量です。 同じアイテムでも作成するパーティーによって一度に作成できる数量も変わってきます。 アイテムの作成を行うには、そのアイテムに必要な条件を満たしていなければなりません。 現時点で条件を満たしているアイテムだけが、一覧に表示されます。 条件は、「原材料の数」「組み込まれている燃料」「作成に必要なアイテム」「パーティーの人物と能力」「加工レベル」です。 「加工レベル」は特定のアイテムをプラントに組み込むことで向上します。 現在の加工レベルは、 で確認できます。 加工レベルの上昇に伴い文明度も上がっていきます。この数値はあるエンディングと密接に関係しています。 ただし、アイテム作成条件は対応する分野の加工レベルで判断され、文明度は関係しません。 作成したいアイテムをクリックしてください。 使われる原材料名が表示されます。横の数値は「消費する数 / 所持総数」です。 消費燃料は「組み込まれている燃料の消費数」です。 燃料を必要とするアイテムの場合、組み込み燃料が0だと、作成可能アイテム一覧にも出てきません。 作成数横の↓↑をクリックすることで作成数の増減を行えます。 作成をキャンセルしたい場合は「取消」をクリック、作成を実行するには「決定」をクリックしてください。 アイテム作成を決定しても直ぐに手に入るわけではなく、日付が進んでからになります。 どのアイテムも、パーティーの能力に関係なく1日で完成します。
その他のコマンド
島の地図を手に入れると、この地図コマンドで地図を確認できるようになります。 地図は島の輪郭だけが判明しています。実際に探索によって確認できた部分が明るく表示されていきます。 右下には、現在表示している島内画面左上の座標が表示されます。 地図上をクリックすると、その地点に島内画面が切り替わります。 また地図上で左クリックし続けながら、カーソルを動かすと、島内画面がスクロールします。 これは会議コマンドです。6人の漂流者が全員そろっていて、かつ全員がメインキャンプにいる時だけ実行できます。 会議によって脱出のためのヒントが得られるかもしれません。 アイテムコマンドでは、直接使用可能なアイテムを使用したり、装備品の着脱を行うことが出来ます。 アイテムを捨てることもできますが、すでに組み込んだアイテムは捨てられません。 また島からの脱出を図るためのアイテムを持っている場合、それを使用することで脱出を決行します。 脱出アイテムの「設計図」は、条件を満たすと「作成」可能になります。 設計図を作成後はアイテムコマンドで使用することで、脱出アイテム作成に必要な物を確認できます。 裝備変更の対象の選択は、ステータスウィンドウの顔をクリックしてください。 主人公の場合は、 をクリックします。 確認コマンドは発見したアイテムの種類と数、加工レベル、パーティーパラメーターといった各種情報を確認できるコマンドです。 システムコマンドではゲームの進行状況を保存する「セーブ」と、セーブしたデータから再開する「ロード」が可能です。 また「個人変化」コマンドを選択すると、「探索」「作成」コマンド実行後等のパラメーター変化報告を非表示にできます。 もう一度「個人変化」コマンドを実行すると、表示するように戻します。