title: ストロベリー大戦略 Novu

Strawberry Daisenryaku Novu

Publisher:フェアリーテール (Fairytale) | Developer:フェアリーテール (Fairytale) | Release:1990 | Media:floppydisk*3

ドライブ1にディスク#C、ドライブ2にディスク#Bをセットしリセットしてください。ゲームが起動します。 オープニングデモ中、スペースキーでゲームを開始します。

このゲームはキーボード操作のみで、マウス操作には対応していません。 ゲーム中、CAPSキーを押すとメッセージ速度が早くなり、スペースキーを押すと押している間だけ遅くなります。

リターンキー	決定		Y	イエス		テンキー	カーソルの移動
ESCキー	キャンセル		N	ノー

選択を求められる場面では(Y / N)と表示されます。イエスの場合はYキーを、ノーの場合はNキーを押してください。 リターンキーを押すことでもYを選択したことになり、ESCキーでNとなります。 数値入力を続ける場面で、 もう続ける必要がなくなった場合は、なにも入力せずにリターンキーを押せば終了することができます。


この物語の主人公、篠田伸夫はノブちゃんと呼ばれている普通の高校生です。 ある日、ノブちゃんはささいなことでクラスのみんなといさかいを起こしてしまいます。 ノブちゃんのことを秘かに想っている女生徒、今野姫花がかばう間もなくノブちゃんは、誤って校舎の窓から落ちて行ってしまったのです。 その時、別の宇宙で誤って作動してしまった次元の移動装置が、まったくの偶然から校舎から落ちるノブちゃんに同調(シンクロ)してしまったのです。

ノブちゃんは次元転移装置の暴走で、自分が住んでいた世界とはまったく違う次元の、別の宇宙に飛ばされてしまいました。 ノブちゃんが飛ばされた世界、そこはちょうどノブちゃんの世界の、中世戦国時代といった雰囲気がありました。 世界全体がいくつもの国に分かれて争い、それぞれの国にはその国を治める領主や頭領といった人々がいて、 その人達が他の国と戦争をしたり仲良くしたりしながら、なんとか自分の国を大きくしようとガンバッテいました。 王様がいてお姫様がいて、戦う武将達がいて……でも、どこか奇妙で不思議な世界だったのです。

その世界で最初にノブちゃんを見つけたのは、ヒデちゃんと呼ばれるエンド国の武将でした。 ヒデちゃんは、エンド国の殿様の息子つまり王子の面倒を見ていたのですが、この王子がとんでもないアホなヤツで、 散歩の途中で出会ったカワイイ女の子に誘われるまま森の奥に連れ込まれて、 ウキウキと服を脱いだところを女の子に刺されて、そのまま死んでしまったのです。

困ったことに、その王子はちょうどその日に隣のコオト国のお姫様と、結婚式を挙げることになっていたのです。 そうです、王子を刺したのはこの結婚を快く思わないどこかの国の陰謀だったのです。 次元転移装置によって飛ばされて来たノブちゃんが、頭を抱えるヒデちゃんの真上へ落ちて来たのは、ちょうどそんな時だったのです。

嘘みたいな話ですが、死んだ王子の名はエヌ・O・ノブといい、ノブ様と呼ばれていました。 そしてその顔はあろうことか、どこかノブちゃんにそっくりだったのです。 こうなったら、やることは一つです。ヒデちゃんはエンド国の殿様と、 自分の兄であるためにヒデ兄ちゃんと呼ばれているエイ・H・ニイと相談して、 気を失っているノブちゃんを使って、とりあえず結婚式を挙げてしまうことにしました。 式の途中で目を覚ましたノブちゃんは、自分の目の前に純白の花嫁衣装を着た女性がいることに驚きましたが、 それが自分の花嫁だとそばにいたヒデちゃんに聞かされて二度ビックリ! でも、どこか間が抜けていてオッチョコチョイのノブちゃんは、そんな場合ではないにも関わらず、美人と結婚できると思って単純に喜んだのでした。 けれども、ノブちゃんの喜びも一瞬のことでした。 いきなり花嫁衣装が脱ぎ捨てられたかと思うと、そこに現れたお姫様はエレキ・ギターを振りかざす、ロック・ミュージシャンの格好をしていたのです。 アイコ姫と呼ばれている彼女は、未来のミュージシャンを目指す正真正銘のお姫様でした。



余りのことにノブちゃんは、再び気を失ってしまいました。 そして、もう一度目を覚ましたノブちゃんは、まんまとヒデちゃんに乗せられてアイコ姫の部屋へ入って行きました。 そうです、替え玉ではあるけれど、ノブちゃんとアイコ姫はちゃんとした結婚式を挙げたばかりの、れっきとした夫婦ということになっていたのです。 喜びに浮かれるノブちゃんに、アイコ姫は自分が十三歳であると言いました。 十三歳の花嫁……この時代の、この世界においてはなんでもないのかもしれませんが、 残念ながらノブちゃんには自分の世界の法律や決まりが身に付いてしまっていました。

いくらなんでも、ロリータの変態にはなれない! ノブちゃんが出しかけた手を思わず引っこめたとき、アイコ姫は手にしたギターをノブちゃんの上に振り下ろしました。 ノブちゃんは、知らずに高貴なお姫様のプライドを傷つけていたのです。

そのころ別の次元の宇宙の果てで、落としてしまった次元転移装置を捜していた人達は、次元転移装置が再び作動しかけたことを知りました。 そうです、彼らの次元転移装置とは、アイコ姫が持っているエレキ・ギターそのものだったのです。 しかも、そのギターはアイコ姫が使えば使うほどエネルギーを蓄え、アイコ姫がそれでノブちゃんを殴ったりすると作動しかけるのです。 もちろん、そんなことをアイコ姫は知るはずもありませんし、ノブちゃんもぜんぜん知りませんでした。 いつ暴走するかわからないギターを持って、今日もアイコ姫は城中に大音響をこだまさせ、彼女に仕える腰元達はそれに合わせて絶叫しています。 エンド国では城の外でもアイコ姫の練習が始まると、それを合図にみんなが仕事の手を休めて一息いれるのが日課になっていました。

その日もいつものようにライブの練習が始まり、ノブちゃんもいつものように必死に耳を押さえながらイヤイヤ付き合っていました。 結婚式の夜以来、ノブちゃんはこんなアイコ姫に、まったく頭が上がらなくなっていたのです。 そこへ、普段は女の子をくどく以外になんの仕事もしていないヒデちゃんが、顔色を変えて駆け込んで来ました。 殿様が死にそうだと言うのです。

そんなおりもおり、近くの大国ウーロンがゲインの都に向かって大軍を動かしたとの知らせが届きました。 しかも、アイコ姫の実家ではクーデターが起こって、アイコ姫のお父上が殺されてしまいました。 絶体絶命のピンチの中、後のことをノブちゃんに託して、エンド国の殿様は息を引き取ってしまったのです。

もはや替え玉であるとかないとか、そんなことにかまっている暇はありません! ノブちゃんは、自分が助かるためにもなんとかエンド国を守るしかないのです!! こうしてノブちゃんは、参謀役のヒデちゃんや、生きているデータバンクである軍師のヒデ兄ちゃん、 そしてなんといっても、今や自分と同じく天涯孤独となったアイコ姫の助けを借りて、大国強国を向こうに回して戦うことになったのです!


このゲームは多数の国が入り乱れる戦国な世界を舞台に全国統一を目指す戦略級シミュレーションゲームです。 国を開梱し、国力を高め兵力を養い、決戦を挑みます。二正面作戦を避けるためには外交も必要になるでしょう。 一年は12ターンで構成されており、十年以内に全国制覇を成し遂げる必要があります。


メイン画面右側にメインコマンド一覧が表示されます。上部には現在命令を実行している国名が表示されます。 コマンドを実行するには、コマンド横の数字に対応するテンキーを押してください。 メインコマンドを選択すると、サブコマンドが表示されるので、同様にテンキーで選択してください。 コマンドを実行すると実行力を消費します。サブコマンド右に表示される数値が実行時に消費される行動力です。

「武将」「金」「米」を支配下の別の国に移動させます。
ひとつの国に配属できる武将の数は15名までです。

国内を開発し、国力を高めます。米の収穫と税収は10月に行われます。
サブコマンド選択後、実行させる武将を決めてください。
武将名左の数値をテンキーで入力します。

米の売買、武器の購入を行います。

武将の雇用、解雇などを行います。

隣接する国と友好関係を築きます。

軍の編成、訓練、戦争を実行します。

セーブ、ロード等、システム機能を使用します。

各国の状態、武将の情報を確認できます。

他国に工作員を送り込みます。


戦争は隣接する国に対してのみ仕掛けることができます。 参加させる武将を任意に選択することはできず、戦争を実行した国にいる全員が参加します。 米と金を持っていく必要があり、これらは毎ターン消費します。そしてどちらかが尽きると敗北となります。


陣形は戦争開始時の軍の配置を決めるもので、戦闘能力には影響しません。

	騎馬兵	移動距離が長く、攻撃、防御力とも高いためこの世界における主力兵科です。 乗るのは竜だったり、駱駝や甲虫だったりと地域によって異なります。
	歩兵	最も一般的な兵科です。 剣ひとつをたのみに戦うため、彼らの戦闘力は個人差が大きく、優秀な指揮官を必要とします。
	弓矢兵	伝統的な飛び道具であり、扱うには高い技術を必要とします。 鉄砲隊と弓矢兵だけが、遠隔攻撃を行うことが出来ます。
	鉄砲	この世界の最新兵器です。弓矢ほどの熟練を必要とせずに遠距離攻撃が可能となりました。 総合的な軍事力に劣るエンド国は鉄砲を大量に運用することで大国に対抗しています。
	闇人	「やみんど」と読み、諜報やテロ活動など文字通り闇の仕事を請け負います。 この世界では彼らの地位は高く、古い血を受け継ぐ貴族出身者が少なくありません。 騎馬兵に次ぐ移動力を持ち、他の兵科が侵入できない高山、海に入ることができます。

戦争は、米か金が底をつくか、城主が倒されると敗北となります。 さらにプレイヤー側は、ノブちゃん、ヒデちゃん、ヒデ兄ちゃんの誰か一人でも死んだ時点でゲームオーバーとなります。

戦闘はターン制となっています。自軍の全ユニットが行動を終えると、敵側の全ユニットが行動します。 双方の行動が終わると1日が経過し、米と金を消費します。 行動させたいユニットをテンキー[4][6]で選択し、リターンキーで決定します。


コマンドが表示されるので、実行したい命令をテンキーから入力してください。

ユニットを移動させます。移動力の歩数分そのまま進めるわけではなく、侵入する地形によって消費する移動力が異なります。
平地[3]・山岳[4]・森林[4]・河川[5]・湿地[4]・砂漠[4]
各地系で消費する移動力
湖、海、高山は闇人だけが侵入できます。
移動中、敵ユニットが射程に入ると攻撃することができますが、敵を素通りして移動を続けることはできません。

射程内の敵ユニットを攻撃します。3種類の攻撃方法があります。 [白兵戦]は隣接する敵ユニットに直接攻撃を仕掛けます。反撃を受けるためこちらの兵士も失われます。 [遠隔攻撃]は3ヘクス以内の敵に間接攻撃を行います。弓矢兵と鉄砲隊のみが行なえます。 [一騎討ち]武将同士が一対一で戦います。敗北した側は武将を失いユニットが消滅します。

隣接する地点に火を付けます。 風にのって火は燃え広がり、ユニットが火にのまれると即死となります。


風向きは画面右上に表示されます。消火を選ぶと隣接地点の火を消すことができます。

なにも行動させず休ませることで、移動力が上がります。

攻め込んだ場合はもとの国に撤退します。 攻め込まれた戦いの時は、隣接する自勢力国に撤退します。撤退できる国がない場合は退却できません。 どの武将が退却を実行しても、全軍の撤退となります。ユニット単位での撤退はできません。

参戦している敵味方全武将の基本データを確認できます。 敵軍か自軍かを選択後、テンキー[4][6]で表示する武将を切り替えることができます。

1	イチゴ	2	サクラ	3	ニギリ	4	ヒエ	5	メロン	6	シェル	7	クラブ	8	アシタバ
9	ウーロン	10	マフィン	11	オイスタ	12	ライス	13	アカブ	14	ラクガン	15	モチ	16	コオト
17	エンド	18	ウィロー	19	ビワ	20	マロン	21	ロブスタ	22	ヤツハシ	23	センベイ	24	カフェ
25	スイカ	26	カルメラ	27	シラス	28	ニンジン	29	ハルマキ	30	ワタアメ	31	ワイン	32	カイセキ
33	アワビ	34	ナルト	35	ヌードル	36	ザボン	37	オレンジ	38	タタキ

エンド国は、穀倉地帯に恵まれた豊かな国ではありますが、兵は弱く国民の気質も好戦的ではありません。 そのため、恵まれた経済力で武器を買い集め、強い武将を雇わない限りどこと戦っても苦戦するでしょう。 参謀であるヒデちゃんは商売上手であるだけでなく、一癖も二癖もある武将達をよくまとめているほか、 輿入れしたアイコ姫のカリスマ性も武将達を惹きつけています。

女嫌いで潔癖主義者の軍団であり、女と見間違えるばかりの美形集団です。

イチゴは基本的に砂漠国家であり、騎馬隊による遊撃戦は砂漠においては無敵と言われています。 砂漠であるため慢性的に新鮮な魚や野菜、それに塩が不足するため、これらはクラブとの交易に頼っています。 基本的にイチゴのケンちゃんにはシェルのゲンちゃんと国境を争っているだけで、天下を統一しようという強烈な意思はありません。 ついでに言うなら、ゲンちゃんとの争いにも進んで決着をつけようとは思っていません。 ヒデ兄ちゃんに言わせれば、単なる「変わり者」ということになります。

イチゴ娘

女嫌いの美形軍団であるイチゴ勢の中でも、最も過激な集団といわれています。 しかも、イチゴのケンちゃんが過去の古傷で一時的に女嫌いになったのとは違って、こちらは徹底的な男尊女卑による女嫌いです。 そのため、何かとケンちゃんとは反目しがちで、 常に国境でシェル軍のアマゾネス達とイザコザを起こしては、シェルとの溝を深めています。 イチゴと同じく、砂漠地帯での騎馬戦では圧倒的な強さを発揮します。

ニギリのテルちゃんは、クラブ国の大将ヤッちゃんの息子です。 ただ、父の消極作には常に反対していて、女ばかりのシェル国にいかがわしい目的もあってなにかとちょっかいを出しています。 浅はかな彼は、イチゴと同盟してシェルを征服するつもりでいます。 おそらく、シェルのお色気戦法で最初にやられてしまうのはこの国でしょう。

辺境の森に覆われた半島にある小さな国です。軍事力として大したものはありませんが、 実は妖術とそれを操る術師達の国で、一種の永世中立国みたいなものです。 他国の動静に関して、全く無関心である代わりにうっかりチョッカイを出そうものなら、 疫病は流行するわ、天変地異は起こるはそりゃもう大騒ぎです。

国のほとんどが山であり、鉱物資源が豊かです。加工技術は低いため原料として輸出しています。 メロン軍はシェルの勢力の中でも最強の部隊です。 勇猛果敢であり、領民には粗暴なことをしないため慕われている理想的軍隊です。 大将のカッさんは秘かにイチゴのケンちゃんに心を寄せていたりします。

しかし、彼女はシェルのゲン将軍に絶対の忠誠を誓っている上にゲンさんの心の内を知っているので、 自分の秘めたる想いを口にすることはありません。 ところがどういう訳か、エンド国の生きているデータベースことヒデ兄ちゃんが彼女に一目惚れしています。 ヒデと違い生真面目な彼は女性に免疫がないのでどうなることか…。 ちなみに、シェル軍は大将を始め、全て女性のアマゾネス軍団です。


なにはなくともアマゾネス軍団! 武将は全員下っ端に至るまで女……のハズです。 メロン同様、国全体が山岳地帯であり、ほとんど農耕には不向きですが、豊富な鉱物資源が国を支えています。 大将のゲンさんは、部下からイチゴのケンちゃんに対してあることないことを吹き込まれ、すっかりケンちゃんのことを誤解しています。 しかし、未だに心密かに彼のことを想っているためにいつまでたってもイチゴとの戦いが決着しません。 シェルの誇る騎馬軍に、まともに正面から対決できるのはイチゴの軍勢くらいなものです。


ゲン大将 23歳

海に面し海産物に恵まれ、農耕も盛んです。 そのため経済的には豊かですが山に囲まれているせいもあり、領土拡張には消極的であり、基本的には戦争をしたがらない国です。 ですが弱いわけではなく、経済力を背景に武力を整え、城を背景にした防衛戦を想定しています。 シェルとの付き合いは古く、海から遠いシェル国に海産物や塩などを多く供給しています。

海に突き出た半島にあり、クラブが突破されない限り安泰であるため、領主一族の本家はここにあります。 ノリくんはクラブ国領主直系の孫で、全クラブのアイドル的存在です。

武将達は、本家を守らんと忠義に燃える者揃いですが、高齢化が問題です。
アシタバ娘

オープニングで、いきなりエンド国に襲いかかるのがこの国です。 テー(お茶)が有名ですが、城下町は大きな商業都市であり経済的には非常に裕福です。 ただ、エンド国に敗れて以来戦意の喪失に著しいものがあり、大将への信頼が揺らいでいます。

エンド国とウーロン国の間にある強国で、昔からウーロンの所領ですが、 ウーロンがエンドに敗れて以来、だらしのないウーロンに愛想をつかしてエンド国からの誘いを待っています。 家柄の良い名だたる武将揃いで、その戦力には侮れないものがあります。 しかしどちらかと言えば打算的で、不利とみれば簡単に裏切ることがあります。

北国であり、雪に閉ざされ国は貧しいのですが、大将を中心に武将も領民もよくまとっています。 当然ながら雪の中の戦闘には強く、またねばりがあるので兵糧攻めも効きません。 効果的な攻撃方法としては、夏の間に大軍で一気に強行突破するしかありませんが、被害もバカになりません。

ツナオくんは孫娘のジュン姫(14歳)にはメチャ甘なのが弱点です。

普段は近隣のオイスタやモチと小さな戦闘をゴタゴタやっていますが、イザとなると雪国の団結力を発揮します。 基本的に神秘主義的な宗教国家で、シキくんはその教会の祭主も兼ねています。 ちなみに、この教会は恐怖の宗教国家ラクガンの教会と親戚関係にありますが、あそこほど戦闘的ではありません。 それはラクガンの首領ボウちゃんと違って、シキくんは生粋の神官の家柄に生まれた正当な血筋の祭主であるためです。

ミコ姫 14歳

タカちゃんは古い王家の末裔で、誇り高い人です。国は険しい山岳部で、なかなか攻めにくいものがあります。 他国との交流はほとんどありませんが、国内の結束は固い上、 テロや暗殺といった策略を得意としていますので敵にまわすとやっかいです。

シノブ姫 18歳

恐怖の新興宗教国家、兵士も領民もとにもかくにもみんな神のために喜んで死んで行くので攻撃には注意が必要です。 戦力的には勝利が可能である場合でも、 すさまじい消耗戦となることは避けられないので、勝った後にはほとんど戦力が残りません。 布教を目的とした領土拡張にも意欲的な上、異教徒に対しては過酷なまでに攻撃的です。

カガミ姫 18歳

古くから続く貴族の国です。山間の豊かな実りと伝統工芸品が有名です。 エンド国とっては宿敵です。何しろ、この国の大将は殺された本物のノブちゃんの母親、 つまりエンド国のお妃を、ノブちゃんの父親と昔々に取り合ったことの後遺症で未だに恨みを忘れていません。 しかも困ったことに、大将のみならずこの国全体がエンド国を嫌っています。そのため寝返りは全く期待できません。

エンド国の隣国。エンド同様に豊かな田園地帯です。 アイコ姫の故郷であり、エンド国との関係強化のため婚姻が結ばれたのですが、 その直後アイコ姫の義理の兄であるサイくんは、クーデータを起こしてアイコ姫の父親を倒し首領の地位についたのです。 そのため、全くと言っていいほど家臣から信頼されていません。

エンド国にとって国境を接するここをどうするかは、大きな問題です。同盟しなければ戦うしかありません。 しかし大将の信望は高く、兵も強く、団結心と忠誠心にも富んでいます。 同盟のため歓心を買うならば、トクちゃんが欲しがっている彼女を与えるのが一番の手かもしれません。

城塞は巨大湖を背にしています。その湖が近隣のスイカやナルトなどの水源であるために、 それらの国々から莫大な運上金(時に女性)を常に取り立てています。そのため近隣諸国からは徹底的に嫌われている国です。 経済的には大変裕福ですが、結果として国内は色と欲に満たされ退廃しきっています。 武将達も、自分の欲望に忠実で、遠慮や自制心は皆無です。もはや武将というよりも強盗やゴロツキと呼んだほうがいいでしょう。

ビワ娘

古くから続く歴史的な貴族の国で、古い血の一族です。一族の団結力には驚異的なものがあります。 彼らは諜報活動や破壊工作に長けた「闇人」であり、その力は天下統一のためにはかかせない存在といえます。

マロン娘

総本山であるワタアメと同じく、この世界の古い宗教の本山です。 そのために、新興の宗教国家ラクガンやライスなどには拭い難い反感を持っています。 特にこれといった産物や産業を持ちませんが、各地に散らばる信徒からのお布施が集まります。 武将達は、宗教人や学者としての色合いが強く、戦闘向きではありません。 ですが聖地であるこの国を侵略すれば、他国はもとより国内からも反発の声が上がるでしょう。


かつて、古代の神々から全世界の統一を託されたというゲインの都が、ここにあります。 古代から続く王朝の清らかな伝統と血筋は、度重なる裏切りや謀略、そして民を痛めつけるだけの悪政によって腐敗し、 醜い継承の争いの中で流されたおびただしい血で汚されていきました。 ヤツハシは本来この都の直轄地であり、その軍は王宮の近衛師団として最強の精鋭を誇っていました。 しかし、その軍が私欲に走り本来守護すべき都の主に刃を向けた時、この世界の恐怖と混乱が決定的となったのです。 軍隊は強力で、特に白兵においては他を圧する力を持ちますが、 都に居座り、富と快楽に溺れた武将達には忠誠心も団結心も残っておらず、統率ある行動はとれないでしょう。

大将のキュウちゃんは、かなりの策略家である以上に裏切りの名人です。 ともかく喰えないおっさんで、趣味で戦争をやっているようなところがあり、義理とか人情を軽蔑しています。 たとえ降伏してきても、あっさり裏切りことでしょう。でも、どこか憎めないおっさんです。
オカキ姫 24歳

古き良き時代の、王侯文化の香を色濃く残している国です。ただ、乱世の現在では遅れた地方豪族に過ぎません。 経済的にも軍事的にも特筆すべきものはありませんが、 ここのお姫様は古い貴族にありがちな危ない病癖のある妖しい美女であり、城の奥深く半ば幽閉されています。
ミーラ姫

ゲインの都のあるヤツハシを囲み、都を守護する国の長をもって任じている国です。 都がヤツハシの支配下に入った今でも、律儀にその使命を守っています。 鉄と血の団結を誇り、大将に対する忠誠心と戦闘能力において一流の武将が揃っています。 そして、その重装騎馬師団は無敵とうたわれています。 ただ、地理的な問題からその水源をすべてビワに依存していることと、 食料をはじめとした様々な物産を他国からの輸入に頼っているため、常に経済的な不安を抱えています。 この国のナチ姫はかなり性格に問題があり、乗馬、射撃、戦争に関係するものはなんでも好み 鞭を振り回して、男をいたぶることに異常に興奮します。
ナチ姫

ヒデさんは、人のいい爺さんで何の力もありません。国も貧乏です。 武力もたいした力を持ちませんが、国内の団結は家族のように固く、付け入る隙はないでしょう。 実権はヒデさんの娘のオリ姫が握っていて、彼女のおかげでこの国が何とかもっているという状態です。

氷と雪に閉ざされた北国の小国です。 あまり豊かではありませんが手先の器用な国民性で、加工貿易国としてけっこうそこそこにやっています。 軍事的には、モチ国の影響がありますが、宗教的な影響は受けていません。

こここそ、なーんにもない田舎の小国の代表です。 海と山に挟まれた、狭くて痩せた土地以外は何の資源もない岩山と、経済性の薄い森や林ばかりです。 領主といえども、少ない土地を耕し内職をしなくてはやって行けません。 もちろん、貧しくて戦争などする余裕はありません。 しかし、人の好い領主を中心にして、苦労をともにする武将と領民の団結力は侮れないものがあります。

海沿いの重工業地帯で、この世界の主な武器や馬具はここで造られたものです。 国そのものが巨大な工場みたいなもので、 軍も金で雇った傭兵を中心とし、侵略よりも国の防衛を目的としています。

この世界の古くからの聖地です。大寺院が立ち並び、異様な雰囲気を漂わせています。 軍隊は純粋に僧兵であり、死を恐れぬ特攻攻撃を敢行してきます。 新興宗教国ラクガンに対しては並々ならぬ敵愾心を持っています。

アマコ姫 12歳

軍事的にきわめて優秀な国です。領主は戦術家であり、兵も精強。 しかし、周辺国家と争いを繰り返すうちに、土地の痩せたこの国の経済は疲弊しています。 現状では天下統一へ向かうことは困難でしょう。

マイ姫 15歳

気は優しくて、力持ち。誰からも愛される頼れる領主であり、一端剣を取れば豪遊無双の強者。 ただ、少女みたいな奥さんにだけは頭が上がりません。 領内に銀山を保有しているため、経済的に豊かで、他国への侵攻にはあまり興味を持っていません。

国内の安定を第一に取るため強力な専守防衛国家です。侵攻は多大な犠牲を伴うでしょう。 属国であるカイセキ、ナルトからの貢物により経済的にも安定しています。

アワビ娘

領主であるツグミちゃんは、絵に描いたような太鼓っ腹のタヌキおやじです。 しかし外見に似合わず、ずるさとか卑劣さとかからは無縁の人です。 自国の問題だけに興味があり、外の情勢には興味がありません。 いつも、城の縁側で古女房と甘いお菓子をお茶で頂くのを何よりの楽しみにしています。 スイカの勢力下にあるため重装騎馬師団を持ってはいますが、機動力よりも一撃の破壊力に特徴があります。

重装騎馬師団の最精鋭部隊を持っています。ともかく速いので、平地での戦闘は避けたほうが無難でしょう。 ただ、スイカ勢の特徴として頭の固い男どもばかりで、猪突猛進、敵の策にはハマりやすいようです。 首領のヨシちゃん自身もギンギンの硬派で、軟弱な男や女を強烈に嫌っています。 そのためノブちゃんは必然的に嫌われています。
ザボン娘

田舎の小さな王国で、強い方に味方するというずる賢い戦術を基本にしています。 しかし国全体は、風光明媚のどかで温暖な気候の平和な国です。アイコ姫もここに別荘を欲しがっているほどです。 領主のミチオくんは、大国の間でこの小国を維持して行くため、あらゆる情報を集めることに腐心しています。

オレンジ娘

海沿いの小さな国です。温暖な気候と国柄は隣合うオレンジ国とほとんど同じです。 ただオレンジと違って漁師の多い国ですので、熱血漢で気が短いという特徴があります。 兵士たちも強いですが、血の気が多いというだけで戦争好きというわけではありません。
ハマ姫