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Get!
Publisher:ブラックパッケージ (Black Package) | Release:1996 | Media:floppydisk*6
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大学の学園祭を舞台にした恋愛アドベンチャーゲーム。 ゲーム制作サークルの活動資金目当てに学園祭カップルコンテストに出場しようとする主人公。 サークル仲間で、幼馴染の腐れ縁から中々先に進めずにいた小春を誘うも曖昧な関係に不安を抱いている小春は断ってしまう。 しかたなく学祭の来場者の中からパートナーを見つけようと賑わう校内を奔走するが、学内一のプレイボーイが小春に近づきこちらもコンテスト出場を持ち掛けていた…。 シナリオ 桜吹雪仁。原画 大越秀武。
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ストーリー
小春は焦っていた。
このままでは電子計算機愛好会の来年度予算を確保することができない。それはつまりサークルの終焉を意味する。

「そうはさせるものですか、このままじゃ私の夢が…。」

そう、小春には夢がある。それは最愛の幼馴染、竜馬と結婚し、夫婦で作ったゲームをメジャーにするという夢だ。 子供の時から小春は絵を描くのがうまかった。将来はそういう仕事をして暮らして行きたいと思っていたのだ。 それに幼馴染の竜馬と言えば、これがコンピュータと出会ってからは一辺倒。 数学の成績は悪いくせにプログラムを組ませると天才という妙な少年になっていた。 この二人が幼馴染でつるめば、当然ゲームを作るという発想が出てくるのも必然だろう。 中学に入るころには二人で細々とそれらしきものを作り始めていた。 雑誌に取り上げられる事も多少あったが、それでも先行きはまだまだ長かった。 しかしお互いに惹かれている二人には、その長く苦しい道のりさえ、楽しいものだったのだ。

だが、時というのはあっという間に流れていくものだ。 そうこうしているうちに、小春も竜馬も素敵な若者に成長してしまっていた。 二人ともお互いのことが好きだったくせに昔からずっとそばにいすぎたせいで、恋人同士になるきっかけを失ってしまい、 どことなく不完全燃焼気味の関係になってしまっていた。

「竜馬にだって、まだはっきりと好きって言われてないのに。」

このままでは、幼馴染の竜馬とともに、 ソフトハウスを作り、ゲーム業界に打って出るというささやかな「夢」が脆くも潰えてしまうではないか。 小春の焦りはそろそろ極限を迎えようとしていた…が。

「え~~~、ひゃ、ひゃ、百万円!!!」

小春は狂喜した。 それは、明日から開催される学園祭の出し物として、実行委員会が企画した「カップルコンテスト」に優勝すると、 その男女二人組に賞金として百万円が渡されることを知ったからだ。 その賞金さえ手に入れば、サークルの来年度の予算は確保される。そうすればサークルも存続できるし、夢も消えることがない。

でも、誰が? 私と竜馬で?
…………。
嫌だよ、由梨に冷やかされちゃうじゃない…。
…………。

小春は再び悩み始めてしまった。我ながらいい案だと思ったのだが竜馬に対する自分の気持ちに素直になれないのだ。 子供の頃から長くそばにいすぎたせいか、そういう時になると小春はなぜか心と裏腹に構えてしまうのだった。

竜馬って、私のことどう思っているんだろう…。
私のこと、好きでいてくれてるのかなぁ…。
…………。

そして眠れない夜が明けてしまった。学園祭の開催日だ。 まだ踏ん切りのついていない小春は、学園祭なのに特に出し物のない閑散とした部室に来ていた。 そこへ竜馬、つまり君が入ってくる。 そして物語はこのシーンから始まるのだ…。



起動方法とインストール
Aドライブにディスク#A、Bドライブにディスク#Bをセットし、リセットしてください。ゲームが起動します。 ゲーム中のディスクの入れ替えは画面の指示に従いBドライブのディスクを交換してください。 ハードディスクへのインストールには5Mバイト以上の空き容量が必要です。 ハードディスクから起動しプロンプトが表示されたらディスク#Aをドライブにセットします。

A>B:

B>HDINST.EXE

カレントドライブをディスクをセットしたドライブに変更します。 ディスク内の「HDINST.EXE」を実行してください。 インストーラーが起動するので画面の指示に従いインストールを行ってください。 インストールは指定したドライブにGEディレクトリを作成しそこに行われます。 ゲームを起動するにはGEディレクトリにある「GE.BAT」を実行してください。 Black Packageの公式サイトにはこのゲームのアップデートファイルがありいくつかのバグが修正されています。

ゲームプレイ
このゲームは大学の学園祭を舞台とした恋愛アドベンチャーゲームです。 カップルコンテストの相方を探すため、学内を移動し各ヒロイン達と会話しイベントを進めます。 会話中の選択肢によって主人公に対する好感度が変化しエンディングに影響を与えます。

ゲームの操作はマウスで行いますがキーボードでも操作可能です。 選択肢を選ぶにはカーソルキーの上下、もしくはテンキーの[2][8]、 ツールバーのアイコンを選択するにはカーソルキーの左右、もしくはテンキーの[4][6]で行えます。 左クリックはXキー、スペースキー、リターンキー、右クリックはZキー、テンキー[0]、ESCキーで行えます。

アイコン 名称 ショートカット 機能
NEXT
メッセージを進めます
SKIP F10 次の選択肢か、CGの切り替わる場面までメッセージをスキップします CONFIGでこの機能を有効にしていないと使えません
WINDOW MOVE
メッセージウィンドウの表示位置を切り替えます
FILE F1 セーブとロードを行います
SYSTEM F2 ゲームの設定を変更します
EXIT F3 ゲームを終了しメニュー画面か、DOSへ戻ります

キャラクター

千堂小春 せんどうこはる 20歳
はじめまして、千堂小春です。現在黒箱大学の二年生で、幼馴染のあなたと電子計算機愛好会というサークルでゲーム作りをしているの。 そうね、中学生の頃からだから、かれこれ8年にもなるわけね。ずっとそばでいっしょにやってきているのに、あなたったら全然私の気持ちに気がついてくれないのよ。 そんな状態のままずっときた訳だけど今年の学園祭を前にして、高価なマシンを購入したことで予算がなくなってしまって、サークルの危機がやってくるの。 そう、私が考えなしに買ったのがいけないんだけど…。だから今年の学園祭には出店も出せないし、来年度の活動申請も出来ないしですっごく落ち込んでいたわ。 ところが学園祭でカップルコンテストっていうイベントがあって、その賞金で申請しようってあなたが言い出すの。 でも、私はそういうのは苦手だから断っちゃうの。でも他の女の子にあなたを取られるのもイヤなの。 プレイボーイとして名高い亨さんまで絡んできて…私のこの想い、どうなっちゃうんだろう?
河本絵理子 こうもとえりこ 20歳
こんにちは、河本絵理子です。現在黒箱大学の二年生でいつも図書館で本を読んでる女の子です。 あたしは高校の卒業間近にここの付属高校へ転校してきたんです。だからあまりお友達とかも出来ないまま、大学に進学しました。 でもわずかな高校生活の中であなたと小春さんの姿を見て以来、あなたのことばかり考えるようになったんです。 これが恋っていうんだろうなぁ。その後、大学になってからもずっとあなたとお友達になりたいと思いながら、言い出せず、 知り合えずここまで来てしまいました。だってあなたはいつも小春さんといっしょで仲が良いんだもの。 だからあたしはいつだって想像の世界のあなたとしかお話できなかったんです。 でも今年の学園祭こそなんとかあなたと知り合ってお友達になろうと思っています。なれるかしら? きっといつものように小春さんが側にいるんだろうなぁ…。
板谷由梨 いたやゆり 20歳
オッス。オレは板谷由梨。現在黒箱大学の二年生で今回は実行委員会の一員として、学園祭のカップルコンテストとかの仕事にかかわってるんだ。 これでも立派な女子大生なんだぜ、誤解するなよな。それはそうとオレの回りにはいっつも喧嘩ばかりしてる二人がいるんだな、そうさ、おまえと小春のことだよ。 オレも含めてみんな中学生の頃からの腐れ縁でずっと大学まで来た訳だ。いいか、ここだけの話だがオレは本当はおまえのことが好きなんだぜ。 でもさ、親友の小春がお前のことを好きだって言うからそのままずるずる来ちまったんだ。オレって損な役だよな。 お前のことが好きなのにいつも小春との喧嘩の間を取り持つ役ばかりでさ。これから始まる学園祭でも小春の様子がおかしいしさ。 またオレの手を借りようっていうのか? 今回だけはオレだってお前の前で女の子してみたいんだよな…無理かな…。
今泉朱美 いまいずみあけみ 17歳
あのぉ、今泉朱美ですの。現在山の手女学院高等科の三年生ですの。朱美はあんまり言われたくないけど、今泉財閥の令嬢って言われていますの。 あ、それからありささんは朱美の唯一の親友ですの。この前の夏休みにもいっしょにプールのバイトに行ったんですの。 ありさんさん、朱美のことをトロいって、このままだと社会に出たら心配だって言うんですの。だから、朱美、いっしょにバイトをしたんですの。 そこで朱美はあなたと出会ったんですの。失敗ばかりする朱美を優しくかばってくれたあなたに、朱美は恋をしてしまうんですの。 だけど、バイトが終わったらそのまま会う勇気が持てなかったんですの。そんな時に学園祭があるのを知って、 朱美はありささんにいっしょに学園祭に行ってもらえるように頼んだんですの。やっとあなたに会えるんですの。 出来るなら、あなたとロマンスしたいですの。朱美のお願い、叶うんですの???
山賀ありさ やまがありさ 18歳
やっほ~、山賀ありさです。私は現在、朱美と同じ山の手女学院の三年生なんです。 何だか見た目が派手だからか、イケイケ風のお姉ちゃんなんて言われているけど本当はそんなに腰軽女じゃないのよ。 たしかに朱美といっしょにプールのバイトしていた時は仕事をそっちのけで逆ナンパしてはいたけど、それもあなたに会うまでだったでしょ? あのトロい朱美があなたに恋しちゃってからは、親友として涙ぐましい努力をしていたのを忘れちゃったのかしら? ホント、朱美ってばトロいんだから。あれじゃ気持ちが伝わりっこないじゃないの。時には私のように積極的に働きかけていかないとダメよ。 でも朱美からあなたの大学の学園祭に誘われた時は驚いたわ。やっと、朱美も積極的になったのかって。 逆に何だか、あなたと朱美の距離が狭くなるのが面白くない気もしたのよね。何でだろう。 きっとその答えも学園祭の中ではっきりするわよね?
冴木涼子 さえきりょうこ 21歳
私は冴木涼子と言って、黒箱大学三年生です。一年の時からずっとチアガールで応援をしてきたわ。 そうね、一年の頃は楽しい思い出がたくさんあったわ。もちろん、この学園の名うてのプレイボーイ、紺野亨の彼女としての思い出ね。 当時を知ってる人達はいまだに私と亨が付き合うんじゃないかとか、いったいどうなっているんだとか勝手に噂をしているみたいだけど、 もう何の関係もないの。だって亨は、彼女としてきちんとつきあっていた私に一言もなしに、勝手にアメリカに行ってしまったのよ。 それにその後になっても手紙一つ送ってくれなかったわ。失礼しちゃうわ。私はいったい亨にとってなんという存在だったのかしら? アメリカから帰ってきても私に電話もしてこないで女の子達と勝手に楽しんでいるし。 今年の学園祭ではカップルコンテストなんていう、亨に打ってつけのイベントもあるって言うし。何かいい事ないかしら?
紺野樹里亜 こんのじゅりあ 17歳
あたしの名前なんて聞かなくたって知ってるでしょ? え、知らないの? ふーん。 あたしは黒箱大学付属高等部のアイドル、紺野樹里亜って言うのよ。覚えてくれた? そうそう、あたしの尊敬し、かつ想い焦がれているのが、大学三年生の兄、紺野亨。 実の兄妹で恋愛感情を持つのはタブーだとか、アブノーマルだとかいう人もいるけど実際に自分の側にあれだけの美男子で知性と教養と運動能力を持った人がいたなら、 誰だってそんなことを言っていられなくなるはずよ。アメリカに行ってた時は二人でいつもいっしょだったから良かったんだけど、 日本に帰ってきた途端に沢山の女の子に追い回されて、あたしの方も苦労が絶えないのよね。 今度の学園祭ではコンテストがあるから、今はその相手の話で持ち切りなのよね。お兄ちゃんを慕っているあたしとしては、 ここは何としても妙な女の子を近づけたくないんだけど…。
来島清美 くるしまきよみ 21歳
はじめまして、来島清美です。現在とあるコンピュータソフトの会社に勤務しているOLです。 実は私は黒箱大学の卒業生で、あなたや小春ちゃんのサークルの先輩としてつきあっていたのよね。 最近は会社の方の人間関係やセクハラ、それに理想と現実とのギャップなんかでストレスが溜まっちゃって大変なの。 今は恋人もいないし、何だか、心の中に空洞が空いているの。そんな時に思い出すのはサークルの部室でのあなたや、小春ちゃんとの楽しい会話なのよね。 そう、出来ればあの頃に戻って、みんなで楽しく騒ぎたいって思うわ。そんなことを考えていたら、いてもたってもいられなくなって学園祭に行くことに決めちゃったのよね。 でも同僚のしつこい工藤さんとかいるし。あなたと会いたいわ。もしかしたら本当はあなたに会いたくて行くのかもしれないわ。 学園祭、何か楽しい思い出になる出来事があるといいんだけど…。
久保田泉 くぼたいずみ 16歳
はい、あたしは久保田泉です。現在天の川美術専門学校に通っている、二年生です。 で~も、それだけじゃないのよね。そう、あなたが住んでいる、下宿の大家さんの一人娘なの。 だから、いつも同じ屋根の下で寝起きしているのよね。みんなにそれを話すといっつも、あなたのことを見に来たいってうるさいの。 でもあなたは見世物じゃないもの、そうそう簡単に教えてたまるもんですか。それに横取りされたらそれこそ、バカみたいじゃない。 その気になればいつだって夜這いも出来るんだけど、お母さんが異常に厳格でうるさいの。 もし、あたしが中途半端なことをしてあなたに迷惑をかけるようなことになれば、追い出されちゃうもの。 だから、あたしはこの想いをず~っと大切にしてきたの。だけど今度学園祭があるって聞いて、このチャンスにできる限り、 あなたに近づきたいなって思っているの。何とかなるかなぁ…。
形原なぎさ かたはらなぎさ 19歳
「天空魔人くるくる」ってアニメ知ってますか? それにプリムっていう天空魔女が出てくるんですけど…え? 知らないんですか、残念です。 それじゃ改めて。形原なぎさ、現在黒箱大学の一年生です。サークルはコスプレのショー愛好会です。 なぎはさっき言った、プリムって役のコスプレをするんです。結構可愛いんですよ。で、邪悪な組織である、マージグーブって奴等と戦うんです。 今度の学園祭でも中庭の簡易ステージでその「天空魔人くるくる」のショーをやる予定なんです。あなたもぜひ見に来て応援してくださいね。 なぎって衣装を着ると人格が変わっちゃうらしいので、もし機嫌が悪い時があったらごめんなさいね。 とにかくステージの上でプリムになっている時がなぎにとって至福の時間なんです。判ってくださいね。 学園祭のステージの脚本も良さそうだし、みんなに受けると良いなぁ…。
鏡紀子 かがみのりこ 23歳
黒箱大学の学生課に勤務する鏡紀子です。バストのサイズと年のことは聞かないでちょうだいね。もともと私も黒箱大学の学生だったのよ。 でも理事長の推薦もあってそのまま仕事をさせてもらっているわけ。なぜ理事長の推薦が貰えたのかも内緒よ。 それはそうと、最近の男の子はだらしがないわね。上京してきてすぐにホームシックになっちゃうんだもの。 でも大抵、私の大きな胸で甘えさせてあげると、元気になって通ってくるようになるわ。そう、違うところまで元気にして学生課に来るようになるのよね、ウフフ。 私も結構、楽しんでいるし、それはそれで良いのかしら。そう言えば、学園祭が始まると学生課はいつも以上に暇になるのよね。 私には特定の彼氏とかはいないし、学生に戻ってナンパされちゃおうかしら? ウフフ、違うわ。私の方から誘惑しちゃうのよね。 誰か打ってつけの男の人、いないかしら?
広尾五月 ひろおさつき 17歳
やっほ~、32アイスクリームに身も心も捧げている広尾五月で~す。現在、平成女子学院の二年生で女子高校生やってるの。 でね、あたしの大好物は32アイスなの。毎日食べないで帰る日はないほどなんだ。いつもアイスを片手に歩いているんだよ。 ほら、男の人ってアイスクリームとかを舐めてる女の子を見る時って、目つきが違うでしょ? まるでフェラチオしてもらってるかのような見方で見つめてくるでしょ? あれが快感なのよ、それにうまくすれば男の人の方が誘ってくれるしね。 もちろん、あたしはしゃぶるのだって上手だよ。それゃ毎日鍛えてるもんね。カマトトぶってる女の子よりも単純明快で気持ち良いでしょ? で、黒箱大学の学園祭が始まるんだけど聞くところによると、32アイスクリームの食べ放題券がもらえる食べ方コンテストがあるらしいの。 これは絶対出場して優勝しなくちゃね、ウフフ。


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