:MEGADRIVE.DATABASE
mcdライズ・オブ・ザ・ドラゴン ブレイド・ハンター・ミステリー
Rise of the Dragon Blade Hunter Mystery
jpg/03096.jpg
jpg/03097.jpg
jpg/03098.jpg
Publisher: セガ (SEGA) Release: 1992.09.25
Dynamix開発の海外PCゲームからの移植。メガCD版の移植はゲームアーツが担当。いわゆるサイバーパンクな世界観を持つアドベンチャーゲーム。探偵捜査物のアドベンチャーとしてはめずらしくリアルタイムでゲームが進行する。
ストーリー
邪悪な影の目覚めの時が刻一刻と近づいてくる 悲しみの町が息づく時 闇の影がこの世を覆う ゆえに人々はドラゴンを恐れ ゆえに人々はドラゴンの前にひざまづき ゆえに人々はドラゴンをあがめる その名はバゥマット!! 「古代中国預言集」 西暦2053年…ロサンゼルス。その無秩序と退廃の街で、奇妙な死体がつぎつぎと発見された。 その死体はどれも醜くただれ、まるでモンスターのような姿をしており、街は恐怖に怯えた。 そして、ロス市長の娘ラーラ・ビンセントが無残な姿となって発見されるにおよび、市長はひとりの男に事件の調査を依頼する。 その男の名はウィリアム・ハンター。通称「ブレイド」と呼ばれる私立探偵であった。
このゲームについて
このゲームは自由なカーソル移動によって進行する、スマートカーソル形式という新システムを採用したアドベンチャーゲームです。 プレイヤーは物語の主人公ウィリアム・"ブレイド"・ハンターとなってゲームを進め、事件を追跡していきます。 ゲームの中ではブレイドの個人的な意見や登場人物たちとの会話が、すべて音声で語られます。 注意してよく聴いてください。 また会話の場面ではブレイドのセリフが選択式になるシーンがあり、 セリフの選び方によっては展開が変わるマルチ・ストーリーにもなっています。 ですからブレイドの考え方や彼の置かれた状況をよくつかんでおくことが大切です。 さらにゲーム中の世界には実際の世界と同じように時間の流れがあり、 時間の経過によって、さまざまな制約を受けたり、状況が変化したりします。 時間にも気を配りながら、ゲームを進めてください。
操作方法
スタートボタンゲーム中にポーズ(一時停止)をかけます。
十字キー画面上のカーソルを移動します。
Aボタンゲーム画面とイベントリー画面を切り替えます。
Bボタン画面上の物の説明や情報を得るための調査をします。
Cボタンカーソルで示された人物との会話や操作の実行。
会話の選択など各種の決定。アイテムを取ったり、渡したり、使用したりします。
アドベンチャーモード
カーソル
自由に移動でき、画面上のそのポイントで何ができるかを示してくれます。
タイム
ゲーム中の日付と時間を表示します。
イベントリーアイコン
アイテムをイベントリー画面内に画面を切り替えずに入れることができます。
アイテムスペース
アイテムを取ったあと置くと、画面内の置いた場所にかかわらず画面左下にそのアイテムが置かれます。
上の画像では「コート」を置いています。
また人物からアイテムを渡された場合もここに置かれるので、自身で取る必要があります。
アイテムを放置するとブレイドの部屋以外では盗まれることもあります。
十字キーカーソルを移動します。
Aボタンゲーム画面とイベントリー画面とを切り替えます。
Bボタンカーソルが指し示すポイントの説明や情報を聞くことができます。
Cボタン変形したカーソルが示す、その操作を実行します。
また画面中のアイテムを取ったり、置いたり、渡したりすることもできます。
ノーマルカーソル
ゲーム画面やイベントリー画面上で、そのポイントに特別なことがないことを示します。
ただしBボタンで、そのポイントの説明や意見を聞くことはできます。
また時には、このカーソルのときにCボタンで捜査できる、隠されたポイントもあります。
コントロールカーソル
ゲーム画面やイベントリー画面上で、そのポイントが操作できることを示します。
物を取ったり、動かしたり、扉を開閉したり…このカーソルが示す操作はCボタンで実行されます。
虫めがねカーソル
ゲーム画面上で、カーソルが指し示すポイントを拡大画面に切り替えられることを示します。
このときCボタンを押すと、そのポイントが拡大画面で表示されます。
吹き出しカーソル
このカーソルが指し示す人物と会話できることを示します。
またBボタンで説明や情報を聞いている間も、このカーソルが表示されます。
その時の音声は、Bボタンでリピート、Cボタンでスキップできます。
EXITカーソル
現在表示中の場所から、他の場所へと移動できることを示します。
このカーソルのときBボタンを押すと、移動先の場所名が表示されます。
ひとつの画面の中には複数の移動箇所がある場合もあります。カーソルでよく探してみましょう。
EXITカーソル
エレベーターなどでは、この形に変わります。

照準カーソル
ブレイドが拳銃やライフルを装備した時には上のカーソル、
ジョイ・スプレーを装備した時には下のスプレー型カーソルが表示されます。
ただし、これらのアイテムは特定の場所でしか使えません。
ウエイトカーソル
データをロード中であることを示します。
ロードが終了するまで少しの間、そのままの状態で待っていてください。
イベントリー画面
左側がアイテム・ウィンドウ。右のキャラクターが表示されている部分がステータス・ウィンドウ。
所持しているアイテムが多く、アイテム・ウィンドウに表示しきれないとき、
このボタンでウィンドウを上下にスクロールさせます。

ゲームの進行状況を保存(セーブ)、再開(ロード)します。
タイム・コントロール。ゲーム中の時間を進めることができます。
を押すと1時間、を押すと1分間進みます。
十字キーカーソルを移動します。
Aボタンイベントリー画面とゲーム画面を切り替えます。
Bボタンアイテムの説明が見られます。
Cボタン画面中のアイテムを取ったり、置いたりする他、
ブレイドへのアイテムの装備や解除、また各種ボタン操作にも使用します。
ゲーム画面上でアイテムにカーソルを合わせ、Cボタンを押すと、アイテムを取ることができます。 そのままアイテムをイベントリーアイコンの上に移動させ、Cボタンを押してください。 これでそのアイテムはブレイドが所持したことになり、イベントリー画面のアイテム・ウィンドウに表示されます。 所持しているアイテムをゲーム画面で使ったり、登場人物に見せたり、渡したりする場合には、以下のように操作します。 イベントリー画面内のアイテムにカーソルを合わせ、Cボタンで決定してください。 そのアイテムを取りあげることができます。 この状態でAボタンを押し、画面を切り替えるとアイテムをゲーム画面に取り出すことができます。 逆にゲーム画面でアイテムを取り上げた状態でAボタンを押せばイベントリー画面にアイテムを持ち込みます。 相手にアイテムを見せたり、渡したりするときは、取り出したアイテムを相手のところに移動させ、Cボタンを押してください。 服や銃、スプレーなど、アイテムの中には、ブレイドが装備しないと使えないものがあります。 アイテムをブレイドに装備させるときは、そのアイテムをステータス・ウィンドウのブレイドの表示にまで持っていき、 そこでCボタンを押してください。解除させたいときはその逆を行います。 また、装備させるアイテムには優先順位があり、 服より先にコートを着せたり、コートを着ずに銃を持たせたりすることはできません。 服を着せた場合の変化。 アイテム・ウィンドウのアイテムにカーソルを合わせ、Bボタンを押すと、そのアイテムの拡大画面とくわしい説明が表示されます。 アイテムをピックアップ中に、Bボタンを押すと、取っているアイテムの説明が表示されます。
ビデオテレフォン
これは近未来の通信装置です。 使用するにはスイッチを入れる必要があります。 赤丸部分がスイッチです。緑はファックス。青はIDカードスロットです。 メッセージの再生はリモコンを使って行います。
NEXT収録されているメッセージのファイルを順送りします。
PREVメッセージを逆順に送り(戻し)ます。
PLAYメッセージを再生します。
DONEリモコンを元の場所に戻します。
会話モード
会話できる人物にカーソルが合うと、 吹き出しカーソルになります。 この時にCボタンを押すと、その相手と会話することができます。 会話が始まると人物がクローズアップされますが、そうならない人物もいます。 会話の場面では所持品を見せたり、渡したりすることもできます。 相手との会話の途中、ブレイドのセリフを選択しなければならない場面があります。 この選択によって相手の反応が違い、ストーリーも変わっていきます。 正しい選択は1つとは限りませんが、まちがえるととり返しのつかないことにもなりかねません。 相手の性格や状況をよく判断し、ブレイドの気持ちになって選んでください。 このゲームでは会話はテキストで表示されず、音声で行われます。 聞き逃してしまった場合は、Bボタンを押すと会話をリピートします。 Cボタンを押すと会話をスキップし、セリフの選択があればその選択の前まで会話を飛ばすことができます。
アクションモード I
ゲームが進行するとアクションゲームモードに切り替わる場面があります。 敵に撃たれたり、トラップに引っかかるとダメージを受け、ライフがなくなるとブレイドはやられてしまいます。 「Replay Arcade Yes No」で「Yes」を選択すると再スタート、「No」を選択すると、ゲームオーバーになります。
十字キーブレイドを移動させる。斜め下方向に入力するとかがんで歩行します。
Bボタン銃、ライフルを射ちます。弾数は無限です。
Aボタン
Cボタン
ジャンプします。
十字キーを斜め上方向に入力しながら押すと高く飛びます。
下方向に入力しながら押すと床から降ります。
アクションモード II
画面の場面では銃を装備してカーソルを照準カーソルにしてから、画面上に出没する敵を狙い撃ちます。 敵に撃たれるとダメージを受け、10ダメージを超えるとやられてしまいます。 もし防弾チョッキを身につけていれば、受けるダメージを少なくすることができます。 ダメージは画面左に弾痕として表示されます。
十字キー照準カーソルを移動します。
Aボタンゲーム画面とイベントリー画面を切り替えます。
Bボタン使用しません。
Cボタン銃を射ちます。弾数は無限です。
その他
ゲーム中の世界には時間が流れており、時間の経過もこのゲームではかなり重要なものになっています。 終業時間になれば人々は仕事をやめて家に帰り、オフィスも閉まってしまいます。 また就寝時間がくれば、ブレイドも眠くなってきます。 もしそのまま活動を続けていたら、ブレイドはたまらず路上で眠りこんでしまい、何か災難にあわないとも限りません。 ブレイドの行動にかかわらず、敵も時間とともに着々と陰謀を進めており、 それは「Meanwhile」という挿入カットによってプレイヤーに知らされます。 とにかく刻一刻と時間は過ぎていき、時間をムダにすると必要なイベントに間に合わなかったりする場合もあります。 会話に出てくる時間についての言葉にも注意してください。 ある特定の場所で特定の時間に行動することが必要な場合もあるかもしれません。 そんなときは、イベントリー画面のタイム・コントロールで時間を進めることができます。 ただし、時間を戻すことはできません。 移動の手段としては地下鉄があります。 地下鉄マップに表示されている目的地にカーソルを合わせ、Cボタンで決定してください。 もちろんこの移動にも時間がかかります。Bボタンで目的地までの所要時間が表示されます。
登場人物
ウィリアム・"ブレイド"・ハンター
物語の主人公で、通称「ブレイド」とあだ名される私立探偵。
ロサンゼルス警察の一員だったが、そのあだ名の通り危険な捜査をするため首になった。
アニス・ルマノフ
ブレイドのガールフレンドで、ロサンゼルス市庁の記録室に勤めている。
とても気の強い性格でブレイドも手を焼くことがあるが、ブレイドは、彼女を深く愛してもいる。
ラーラ・ビンセント
ロサンゼルス市長の末娘で、勝手気ままな生活を送っていたある日、謎の死を遂げる。
その怪死事件が、この物語の発端となる。
ダード・ビンセント
ロサンゼルス市長。警察官だったブレイドを首にした張本人とも噂される
だが、娘ラーラもまきこまれた連続怪死事件の捜査を、なぜか内密にブレイドに依頼する。
パメラ・リットン
ロサンゼルス市庁の受付嬢で、おしゃべり好きだが、職務にはとても忠実なオールドミス。
ブレイドに好意を持っており、アニスにはちょっと嫉妬している。
ヤン・リューホ
神の声をブレイドに伝えることを使命と考える謎の老中国人。ブレイドの味方である。
ニック
警察署の受付担当員で、ブレイドの数少ない友人でもある。
ディン・ワン
ロサンゼルスの闇の世界に君臨するドラゴンマフィアの最高幹部。
ジョニー・ウォン
ドラゴンマフィアの幹部。マフィアが経営する工場の責任者でもある。
チャン・リン
ドラゴンマフィアの一員で、ドラッグの密売人。
ウィザード・ジェイク
裏の世界にも通じた情報屋で、事件のカギを握る謎の人物。